And This Is Not Elf Land

Lea Salonga as Fantine

Theatre

2007-03-13

なんかねぇ、渡米が近くなるとTheatreネタばかりになってすいません～

昨年秋にBroadwayでリバイバル上演が始まったLES MISERABLES（レミゼラブル）。先週から、薄幸の女性ファンティーヌ役として、フィリピンの大スターLea Salonga（レア・サロンガ）が登場したら、一気に集客もアップ！

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今回の「レミゼラブル」は、何といっても、宿屋の主人として登場するTHE PRODUCERS(プロデューサーズ)のロジャーでお馴染みのGary Beach(ゲイリー・ビーチ)が（私としては）目玉なのですが、紹介されている動画を見る限りでは、あとのキャスティングがあまりに微妙で…最悪の場合は外そうかと思っていたんですよ。（アメリカのキャストのレミゼラブルは何度も見てるし…）

バルジャン役の若いアレクサンダー君はまぁ良しとしよう。しかし、可もなく不可もなく…なジャベール。カリスマ性のないアンジョルラス。あんまり美しくないマリウス…とどめは声が出ていないファンティーヌ。最初に演じていたDaphneナントカさん、あのねぇ、いくら胸の病だって、そのかすれ声はないでしょ？昔見たAIDAもそうだったけど、ミュージカルでハスキーな声を出されると、私は異常にストレスがたまるの!!（私だけかもしれません～…スイマセン）

ところが、数ヶ月前にレア・サロンガがファンティーヌをやるという情報が流れて、一気に期待度がアップしました。

1995年、Londonのロイヤルアルバート・ホールで開かれた「レミゼラブル十周年記念コンサート」（日本でもDVDがリリースされています。しかし、日本語字幕が東○版の翻訳歌詞そのまんま！なのはいかがなものか!!!）では、彼女はエポニーヌを演じています。体の内部を全部さらけ出すように（？）エネルギッシュに歌う彼女のエポニーヌ、とっても好きでしたよ。下層社会に生まれながらも、困難を生き抜くエネルギーや人を愛する資質においては誰にも負けないんだという…見事なエポニーヌ像を演じきっていました。

その彼女、年を重ねて、今度はファンティーヌとして再登場するわけです。動画を見た限りでは、あの振り絞るような歌い方も健在で、I DREAMED A DREAMの短いフレーズだけで持っていかれそうになってしまいました。上手いですね～

それでもって、この週末、レア・サロンガのおかげで、レミゼラブルの集客率が急上昇したらしいですよ。やはり人気があるんですね。これで、ジャベールにPhilip Quast（フィリップ・クアスト）が来たら…もう、チケット取れないでしょうね～（絶対に来ないとおもうけど…言ってみただけです、ええ）

付け加えると、レア・サロンガのmost notable roleはMISS SAIGON（ミス・サイゴン）のKim(キム)ということになります。彼女のKimは、映像でも生でも見ていないのですが、素晴らしいパフォーマンスだったであろうと思います。

しかし、レミゼラブルも「当日半額チケット予定」だったんですが、にわかに不安になってきましたよ～。ま、大丈夫だということにしときましょう…こっちの予算の都合もありますし。

ところで、「プロデューサーズ」からトニー・ダンザが去った…ってニュースはまだ聞かないんですが～…こっちこそ、大丈夫なんでしょうか??