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And This Is Not Elf Land

IN THE HEIGHTS


トニー賞ノミネートが発表されましたが…ミュージカルの13部門でノミネートされていたのがIN THE HEIGHTS!

これ、私がNYにいたときはオープン直後で街のあちこちにサインを見かけたのです。音楽も絶賛されていますし…こんな評判が良かったんなら見ればよかった~!オープン直後だったが故にノー・チェックだったというのは、JERSEY BOYS(ジャージー・ボーイズ)でも痛い経験をしていたのに…

このIN THE HEIGHTSについては、明らかにNYのある地域が舞台になっているんだということはポスター(トップの写真)からも分かったのですが「ハイツ?ブルックリン・ハイツのこと?向こうに橋が見えるのはブルックリン・ブリッジ?」なんて適当な想像をしていたのでした。

しかし、これ…よく調べてみると、マンハッタンの北部、ワシントン・ハイツが舞台なんですね。で、当然、向こうに見える橋はジョージ・ワシントン・ブリッジということになります。あの中央に写ってる23丁目のフラットアイアン・ビルのようなビルもワシントン・ハイツにあるんでしょうか~、あるんでしょうね。

ワシントン・ハイツに足を踏み入れたことは何度かあるのです。メトロポリタン美術館の中世美術部門であるクロイスターズのあるところがワシントン・ハイツで、ここは私の好きな場所。(こちらをどうぞ)また、ワシントン・ハイツにあるジャズ・クラブにも行ったことがあります。

マンハッタン北部でも、ハーレム地区については、今では普通の観光地となっていることもあって、125丁目あたりは普通に観光客が歩いているようですが、ワシントン・ハイツは今でもむやみにうろつけない地区とされています。

クロイスターズからバスでミッドタウンに帰ってくるとき、ジョージ・ワシントン・ブリッジに続く高架橋のあたりでドライバーさんが交代するんですよ。あそこで、ドライバーさん同士の引き継ぎに時間がかかったりして結構待たされたりするんですが…あの辺りがこのポスターに描かれている地域なのかな?(記憶はあいまい)

ジャズ・クラブへ行った時は送迎付でした。地元の人しか集まらないようなクラブで、ミュージシャンは中南米系の人たちで、なかなかホットでいいライブでした。あのライブの後は「もう、NYと言えばジャズだよ!ミュージカルはそろそろ卒業だ!」と思ったのですが(笑)私のようなミーハー・テイストな人間のことですから…「物珍しくてイイ~」っていう興奮状態が過ぎてしまったら、次第に心も動かなくなって…また、しっかりミュージカルに戻って来ちゃったわけ。


で、このIN THE HEIGHTSですけど…
やはり、中南米系の住民が多い地区らしく、音楽もラテン系でホット。
「なるほど…」
ま、何と言いますか…私的にはですね…JERSEY BOYSの音楽のように「1ミリも外さずにストライク・ゾーンを突いてくる」ような類のものではないと知ってちょっとホッとしました(?)

でも、「観たい」部類に入るショーではありますね。ただ、最近のこういうロック・ミュージカル系は(その昔「ロック少女」だった割には)もう歳のせいか、あんまり受け付けないものもありましてネ(自分でも不思議)とりあえず、トニー賞授賞式ではパフォーマンスを見せるでしょうから、それを楽しみに待つことにします。

様々なメディアの中でも、この地区にスポットが当たることなんてなかったんではないかと思いますし、こうやってワシントン・ハイツも新しい顔を持つようになっていくのでしょう。

やっぱりニュー・ヨークっていいですね~
(それが結論か…笑)

フォート・とライオン・パークから見えるジョージ・ワシントン・ブリッジ
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