もうねぇ…
JERSEY BOYS(ジャージー・ボーイズ)というカテゴリーを作っちゃおうかと思うくらいですよ(笑)
【追記:作りました】
Playbill Com.に載っていたフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオのインタビューから。
ブロードウェーでオープンして3年になろうというのに、いまだ人気も衰えないどころか、シカゴ、ラスベガス、ロンドンでもオープンし、全米ツアーも各地で大盛況!…そして、来春はメルボルンでも!このメルボルンで上演予定の劇場、行ったことがあるのです(Mamma Mia!を観た)メルボルンにも(規模は小さいですが)緑がいっぱいの素敵な劇場街があるんですよね。もう一度訪れたいと思っていたところです~
ま、とにかくそういう感じで、メディアにおいても、JERSEY BOYS及びFour Seasons(フォー・シーズンズ)の話題が途切れることがないのは嬉しいことであります。
さて、この記事でインタビューに答えているフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオは、それぞれフォー・シーズンズのヴォーカルと作曲を主に担ってきたメンバーでした。他の2人のメンバー、ニック・マッシは2000年に病気で亡くなっていますし、トミー・デヴィートは、今もショービズ界にかかわっているようですが、音楽活動からは離れてしまっています。
この記事では「JERSEY BOYSの成功は、『シェリー』『君の瞳に恋してる』などの名曲を世に出したフォー・シーズンズに対し、遅きに失した感もある賞賛をもたらした」と書かれています。彼らは同時代のスーパースターであったビートルズやローリング・ストーンズほどの評価を受けたことはなかったと。
一方、イギリスのTimes紙の批評家もロンドンでのオープニングを観て「ビートルズの音楽にこれほど豊かな質感は感じられただろうか、と何度も思わずにはいられなかった」と絶賛しています。
フランキー・ヴァリは「誰も自分たちの成功を予測していなかった」と言っています。「本当に大手のレコード会社と契約できたのも、ずっと後になってからだった」と。ボブ・ゴーディオは「僕たちがそんなに注目されなかったのはそういう理由からだろうね。僕たちの音楽の中に含まれているものに気付いてもらえなかったのだ。僕の曲には、多くのクラシカルな倍音や低音が使われているけれど、ポップミュージックにそういう手法が使われてるなんて思いもよらなかったんだろう。それと、僕たちは映画スターのようにハンサムではなかったから、視覚的なメディアで取り上げられることも少なかったしね。でも、今のこの流れ…誰が予測していただろう?大勢のファンの人たちもクローゼットの中から出てきてくれた。そういう人々がJERSEY BOYSに熱狂している姿を目の当たりにできるなんて、とても痛快な気分」と語っています。
実際、海外のJERSEY BOYS関連のサイトを覗いて見ると、ビートルズ・ファンと思われる人たちの「贔屓の引き倒し」なコメントを見かけるようにもなりました。私は、特に熱心にビートルズを聴いていたわけではないのですが…それでも、ビートルズの音楽のクオリティーの高さは疑いようがないと思いますよ。
フォー・シーズンズの音楽の良さはメロディーがvividでentertainingで…。その上に、ちょっと「センチメンタルなお約束」の展開も入っていたりして、聴く人の心を掴みます。ホントに「心憎い」というのがピッタリなコード進行、キーチェンジ、そして右脳を直撃するような独特の打ち込み…。彼らがイタリア系だったということに拘りすぎかもしれませんが、でも、やはり彼らの音楽にはオペラや(いわゆる)カンツォーネと共通する「心地よさ」「情感の豊かさ」がある思うのですよ。オペラなどは元々が「舞台音楽」であるという前提で作り上げられたものだと思いますから、やはりフォー・シーズンズの音楽も「舞台化」によって新たな生命を与えられたというのは辻褄が合いますよね。(おっ、何とか着地できた)
それと、60年代初頭に大ヒットを連発した彼らの「ポジションの微妙さ」も幸いして、良い展開を生んだ気がしますね。日本にいるとよく分からない部分もあるのですが、それでもアメリカ本国でも、彼らは「曲は誰でも耳にしたことはある」けれど「どういう人たちが歌っていたのかは知らない」という存在だったようです。こういうのが「大化け」するんでしょうね~(そのうちにJ様も…おっと脱線!!)
しかし、JERSEY BOYSのストリーを見ていると…いくら昔のことだとは言え、トミー・デヴィートの存命中によくここまで出来たな…と、しばし「唖然」でした(笑)だって、凄過ぎるんですよ~、行く先々で「前科」があったり。
中盤からはトミーの金銭トラブルを中心に話が展開します。アメリカという国は契約社会であり、訴訟社会でもあり、というイメージがありますが、彼らの解決の仕方というのは「義理」「人情」そしてコミュニティーの「掟」。日本人の私の感覚でも「えっ、そんなんでいいの~?」と思ってしまいます。フランキー・ヴァリは「これがJersey styleなのだ」と言っていますが、これは日本人にも比較的抵抗なく受け入れられそうですよ。
ところで、最近「jersey boys」または「ジャージー・ボーイズ」で検索してこちらへいらっしゃる方が増えているようですが、来日公演でもあるのでしょうか(?…甚だしい希望的観測)ついでに言わせてもらうと、ロンドンでの初日のプレスカンファレンスでは、背景のスポンサー名の中に日本の飲料メーカーのものがあったんですけどね…これって、カンパニーごと、いつか日本に連れてきてくれるってこと?(ハイハイ…もう「終了」)
私の方は、先日、カード会社のパンフレットで目にした「ラスベガス・ツアー」が気になっていまして、「このツアーに乗っかって、ラスベガス・プロダクションのものを観てこようか」とか…。「オペラ座の怪人」「プロデューサーズ」「ヘアスプレー」など、これまでラスベガスで上演されたショーは幾つもありますが、それらはどれも縮小バージョンでした。この「ジャージー・ボーイズ」はオリジナル通りの尺で上演されて、舞台設定もブロードウェーと同じなのだそうで、これもラスベガスでは初めてのことなのだそうですよ。
ただ、ちょっと気になるのはですね~ラスベガスでは一晩に2公演あったりするんですよね、7時からと10時から…これ、大丈夫なんでしょうか?本命キャストが出てくるのはどっち???「やはり遅い方でしょ」「いや、10時からなんて遅すぎるから、7時からの部に出てしまって、翌日に備えてさっさと寝るかも」なんて一人で悩んでいる毎日です(笑)もっとも、行くかどうかもはっきりしていないのですが…
それと、関連記事を読んでいると、オリジナルのフランキー・ヴァリやボブ・ゴーディオとお近づきになりたい…という気持ちも大きくなってきます。ま、ジョン・ロイド・ヤングも可愛いけど(?)こっちのおじ様達の方が年齢も近いし…(ん~、ちょっと待って…{計算}…いや、やはり年齢が近いのはジョン・ロイド君の方でした!!{滑り込みセーフ!}おお~)
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