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And This Is Not Elf Land

Scenes from an Italian Restaurant

Broadway musical 、MOVIN' OUTについて…※ショーの内容についての記述があります。


この夏に来日公演があるMOVIN' OUT。
東京で1ヶ月あまりのロングラン公演が行われます。
東京へ行くには「それなりに交通費がかかる」場所に住んでいるので、このMOVIN' OUTは「行こうか、やめておこうか」まだ決断がつかないままです。

HAIRSPRAYなら「絶対!」行くのだけど(来日してよ~!)
MOVIN' OUTはNYでオープンして間もなく鑑賞しています。Billy Joelの曲で構成されたミュージカルですが、MAMMA MIA!などの「典型的カタログ・ミュージカル」と違うのは、台詞がなく、すべて音楽とダンスで表現されているところです。舞台にlevelが作られていて、上部ではバンドがBillyの曲の数々を演奏し、フロアではダンスが繰り広げられる。ダンスをする人が歌ったり、バンドの人がフロアに降りてくることもありません。「分担」がハッキリしているショーでした。

「どちらを見るか…」と言われたら、私は「上」の方なのであって、、マイケル・ガバナーという若い(甘いマスクの♪)男性がピアノとヴォーカルを担当していました。今回の来日公演のインフォメーションにも彼の写真が載っているのですが、東京では彼が歌うのでしょうか。(じゃー、観に行こうか…なんて)(また脱線)

とにかく、Billyの曲が「原曲に忠実な」アレンジになっていたのが嬉しかったですね。もちろん、ピアノもヴォーカルも、マイケル君はBillyと比べると「まだまだ」の感じがするのですが、私の好きな曲'Scenes from an Italian Restaurant'や'Captain Jack'が重要な役割を果たし、Billyの音楽世界に「より大きな広がり」をもたらしていたのは非常に満足できました。(「ピアノ○ン」など、日本で人気のある数曲は歌われません…でも、東京では特別にアンコールで少し「さわり」を聴かせてくれるかな?)

それよりも、このショーの本当の見所は、極めてレベルの高いダンスの方でしょうね。残念ながら、私はダンスをみる眼はないのですが、超絶技巧の動きをいとも簡単にやってのけるらしいです。(「これは凄いダンスなのだろうな」と言うことぐらいは分かりましたが)

他のミュージカルとは違い、2時間あまり、同じヴォーカルを聴いていることになるので、そのあたりの「疲れ」は出るのです。でも、私の場合は、Billy Joelは好きなので、マイケル・ガバナーのような若手ミュージシャンによるBillyのカバーのライブ・コンサートは行くかもしれない…。

NYで観たときは、何よりも「ご当地」であるという事実が大きな意味を持っていたと思います。舞台となっているのはLong Island。ベトナム戦争に揺れ動いた60年代。若者が星条旗に覆われた棺で帰還する場面では、会場内が独特の雰囲気に包まれました。今もアメリカは戦争中なのだという現実をイヤというほど思い知らされました。日本ではどんな風に受け止められるのだろう。

このmusicalは台詞がないので、その分、耳に馴染んでしまっている曲の「歌詞」がstory tellerの役割を果たします。私は、自慢じゃないけれど、日本の曲を聴くときも「殆ど歌詞を聴いてない」位なので、英語の曲となれば言葉の壁もあって更に聴いていない(!!)でも、来日公演であれば日本語字幕もつくであろうし、この機会に「歌詞」をじっくり味わうのもいいかも知れません。

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