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And This Is Not Elf Land

Let’s Hang On to What We Got



Broadway閑散…

New York Timesも取り上げました。ブロードウェーの興行収入ガタ落ち…


金融危機の影響がブロードウェーにも。先週は先々週よりも10パーセント以上の減益になるショーが続出。堅調なのはJERSEY BOYS, WIKED, MAMMA MIA! SOUTH PACIFICとストレート・プレイのALL MY SONSぐらい。(しかしsold outのショーは無くなった)新作のディケンズ原作A TALE OF TWO CITIES(二都物語)も、いくらなんでもホリデーシーズン内は続けるだろうと思っていたのですが、これも間もなく閉幕!

アーサー・ミラーのALL MY SONS(みんなわが子)については、チャンスがあればぜひ観たいのですが、「良心」の回復と「変革」に期待を寄せている空気の中にあって、より人を惹きつける作品となっているのではないかと思います。これが好評なのは…世間ではケイティ・ホームズばかりが話題になっていますが…私が想像するに、ラリー役のパトリック・ウィルソン(日本では映画「オペラ座の怪人」のラウルとして有名)が好演しているんではないかと。今こそ、あのキャラクターにヒーロー像を重ねることができるんじゃないでしょうか?アーサー・ミラー作品としては、私は「セールスマンの死」よりもこっちの方が好きですね。まぁ、私の得意な「敢えてメジャー外し」…のような発想も働いての見解ですが…しかし、あの古典的とも言える展開は魅力的。あと1年は粘ってもらいたい。そうしたら、私も観ることができるかもしれない。(どうせなら、やはりパトリックで観たいな~話のネタにもなるし…?)

NY TimesではJERSEY BOYS(ジャージー・ボーイズ)の2幕で歌われる(The Four Seasonsの曲)“Let’s Hang On!”こそ現在のブロードウェーのテーマ曲になるだろう、などと述べています。

Let's hang on to what we got
Don't let go girl, we got a lot
Got a lot of love between us
Hang on, hang on, hang on
To what we got


ところで、最近とても気になるんですが…ショーのチケット、高すぎませんか!?
JERSEY BOYSのチケットなんて、ディナーショーくらいの値段なんですが!!(まだまだ行く気らしい)ディナーもドリンクもつかないでこの値段~?あの価格を見ると、いつ「可愛さ余って~」状態にならないとも限りませんよ。


で、私が今一番言いたいのは…
その昔、「ブロードウェーって60ドルでライザ・ミネリが観られるところなんだ!」と感動したことがあったんですが、せめてあの頃の価格に戻していただけないでしょうか。

コメント一覧

master of my domain
こんにちは!
「来年」1月なんて、もうすぐじゃありませんか!考えてみれば、今年ももう11月中旬ですし…楽しみですね☆
ホントに、太平洋のこちら側からBWの心配をしていてもはじまらないのかも知れませんが、かつての世界恐慌や大戦も乗り越えて今のBWがあることを思えば、ちょっとやそっとではあのパワーがなくなることはないだろうと思うことにしました。
えりか
軒並み
http://blog.heather.sub.jp/
軒並み-10%だったのはやはり金融危機の影響だったんですね。先週のグロスを見て、「すごいことになってるなぁ」と思ってました。
来年1月頃にNYに行く予定なので、どの作品を観ようか考えていますが、クローズする作品がまた出てくるかもしれないですね。
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