〝yada yada″って…もしかして「日本語」???
なんて思ってしまう日本人は少なくないはずだ(うん、きっと…)
しかし、実はこれは、19世紀によく使われたというyatter(つまらないおしゃべりをする{こと}、ぺちゃくちゃしゃべる{こと})から来ているそうです。
英語で語尾をblah-balh-blah(…などなど、云々)という、それと同様の意味でyada yada yadaが使われるエピソードです。
Georgeが今回付き合っているのは、やたらと「ハキハキした」Marcy。
そのMarcyとGeorge、Jerryの3人がいつものコーヒーショップにいます。
Georgeがhot tubに行った話をしていると…
MARCY: You know, a friend of mine thought she got Legonare's disease in the hot tub.
(そういえば、私の友達がhot tubでLegonare病になったって言ってたわよ。)
GEORGE: Really? What happened?
(ホント?どうなったの?)
MARCY: Oh, yada yada yada, just some bad egg salad. I'll be right back. (She gets up)
(ええ、yada yada yada…ま、卵サラダに当たったような感じかな。ちょっと失礼!)席を立つ。
JERRY: I noticed she's big on the phrase "yada yada."
(彼女、yada yadaってフレーズが大好きなようだね。)
GEORGE: Is "yada yada" bad?
(yada yadaっておかしいかな?)
JERRY: No, "yada yada" is good. She's very succinct.
(いや、yada yadaはいいよ。彼女はとっても簡潔明瞭だよ。)
GEORGE: She is succinct.
(そうなんだ、ホントに簡潔明瞭!)
JERRY: Yeah, it's like you're dating USA Today.
(ああ、なんかUSA Today紙とデートしてるような感じじゃない?)
毎回毎回ガールフレンドが変わっているJerryやGeorgeではありますが、その中でも「有名エピソード」に出てきた女優さんは、そのエピソードとともに記憶に残ることになります。Marla the VirginとかMystery Woman / Mulvaとか…
ここのMarcyも、今ではMarcy aka the Yada Yada…で知られるようになりました。
さて、次はGeorgeの車でデートしている二人。
MARCY: So I'm on 3rd Avenue, mindin' my own business, and, yada yada yada, I get a free massage and a facial.
(で、今あれこれ考えごとをしながら3番街にいて、でyada yada yada…無料のマッサージとエステをしてもらうの。)
GEORGE: What a succinct story.
(なんて簡潔明瞭な話なんだ!)興奮気味
MARCY: I'm surprised you drive a Cadillac.
(あなたがキャディラックに乗ってるなんて驚きだわ。)
GEORGE: Oh, it's not mine. It's my mother's.
(あ、これ?これ僕のじゃないの。おふくろのだよ。)
MARCY: Are you close with your parents?
(ご両親とは親しくしているの?)
GEORGE: Well, they gave birth to me, and, yada yada...
(ああ、あの人たちは僕を生んでくれて、でyada yada yada…)
MARCY: Yada what?
(yadaって何よ?)
GEORGE: Yada yada yada...
でも、Georgeがあんまり人に話したくない両親のこともyada yadaで「ごまかせる」と思えば、彼にしてみれば、これはこれで便利なフレーズなのでした。
GEORGE: Well, we were engaged to be married, uh, we bought the wedding invitations, and, uh, yada yada yada, I'm still single.
(で、僕たちは婚約していたんだ。そして招待状の手配をして…で、yada yada yada…僕は今でもシングルなんだ。)
MARCY: So what's she doing now?
(で、彼女は今どうしているの?)
GEORGE: Yada.
ここはYadaひとつ?
MARCY: Speaking of ex's, my old boyfriend came over late last night, and, yada yada yada, anyway. I'm really tired today.
(元カノの話なら、私の元カレも昨日の夜に訪ねてきたの、でyada yada yada。今日はマジで疲れてるのよ。)
えええっ~~~?!
何それ?
こういう流れになると穏やかではいられなくなるGeorge.
ここから、いつもの彼のパニックが始まります。
ま、彼と「疲れるようなコト」をしたのかと想像するわけですが、ことの真相はもっととんでもないことでした。
だいたい、このエピソード
Jerryの彼女は、最後に筋金入りのracistであることが判明するし、
Georgeの彼女はshoplifterだということが分かるし…
ちょっとシャレになりませんね~
さて、このyada yadaというフレーズは、yatterという語からきていると最初に述べましたが、最初に使ったのがコメディアンのLenny Bruceでした。しかし、このエピソードで世に広まり、翌年Oxford English Dictionaryに掲載されました。
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