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And This Is Not Elf Land

SEINFELD 5-1 The Mango(出入り禁止もNYでは勲章??)

SEINFELD(となりのサインフェルド)5-1、The Mango(マンゴーは究極の媚薬)。
NY流、果物屋さんとのつきあい方…

今さらですが、NYに滞在していたときのSEINFELD放送は…


今でも複数局で再放送されているSEINFELD。
imdb comを確認すれば、どの放送局でどのエピソードが放送されるか、一週間前くらいから確認できるはずなんですが、なんとなく面倒だったのと…何よりも、毎晩ホテルに戻るのが12時近くになるんで、きっと観ることはできないだろうと全く事前チェックもしていませんでした。

そんな中で、たまたま観ることができたのは、tbsで11時から2エピソード続けて放送されていたもの。私の好きな第5シーズンからのもので、The MangoとThe Glassesでした。

ただ、アメリカでSEINFELDを観ると…あたりまえなんですが…CMが多いのが気になって集中できなくなってしまう。それと、観客の笑い声が大きすぎない?…なんて、ちょっとした違和感を感じてしまう。というか、SEINFELDがメジャーなTV局でやっているのが「不思議」な感じがしてしまうのかも…で、このときもThe GlassesでElaineが水を噴出したところ辺りで(分かる人にしか分からない書き方でスイマセン)眠ってしまいましたよ。

The Mangoについては、ここではまだ取り上げてないので、今回はこれについて少し書きます。ここでは、男性陣が女性はいつもfakeしている(フリをすること…{何の}フリかはご想像ください)ものらしいと知って戦々恐々。Georgeのやけにセクシーな彼女、Karenが登場します。(どうも、リゾットを食べても感じるらしい…)

で、結局はマンゴーに媚薬効果があるらしいというオチになるのですが、マンゴーの「仕入先」の果物店のおじさんとKramerがバトルを演じてくれます。

お気に入りの果物店、Joeの店で買ったピーチが美味しくなくって頭にきてしまったKramer、一口かじったピーチを「返品」しにいくんです。(常識から考えたら無茶苦茶なんことなんですけどネ…)

JERRY: You're returning used fruit?
(かじった果物を返しにいくのか?)

KRAMER: Jerry this peach is sub par.
(Jerry、このピーチは基準以下なんだぜ!)

このsub parというのはKramerの造語なのかな?ゴルフ好きの彼らしい表現と言うことなのでしょうか…大きな笑いが起きています。

さて、Joeの店。
しかし、ホイホイと返品に応じてくれる店主でもありません。

JOE: When you put that fruit out, that's where it ends for me.
(あんたがこと果物を選んだ時点で、俺の仕事は終わっているんだ。)

KRAMER: It's still your fruit, you gotta stand behind your fruit.
(でも、これはあんたのとこのフルーツだ。あんたに責任がある。)

JOE: I stand behind my fruit. Hey, you got a bad peach? That's an act of God. He makes the peaches. I don't make the peaches, I sell the peaches. You have a problem? You talk to him.
(俺に責任があるだって?これは神様のなさったことだ。神様がピーチをおつくりになった。俺じゃない。俺は売ってるだけだからな。何か気に入らないんだったら、神様に相談するんだ。)

KRAMER: You know this whole place is going vrrrrrrrrrrrrt, downhill. I could have come in here last week with a bad plum but I let it go.
(そうかい!この店ももう落ち目ってことだな!!!先週のプラムだって酷かったんだぜ!あのときは何も言わなかったけどね!)

でも、結局はこの果物屋さんに軍配が上がります☆

JOE:… from this moment you're banned from the store, you're banned!
(今からあんたはこの店に出入り禁止だ!!)

KRAMER: But what am I gonna do for fruit?
(じゃあ、フルーツを食べたいときはどうするんだよ~)

フルーツに目のないKramerは半泣きになります。
Joeの店のフルーツの味が忘れられないKramerはJerryに代わりに買いに行ってもらうことにします。いろいろ注文をつけながらも、自分に頼まれてきたと気付かれないようにと…。しかしねぇ、Jerryにそんな達者な芝居が出来るんでしょうか?無理ですよ~(笑)

JERRY: Hey Joe.(やぁ、Joe!)

JOE: How's it going?(調子はどうだ?)

JERRY: Good, just getting some fruit for myself. Uh, gotta have fruit in the house. I like it as a snack. Wholesome, natural, chock-full of vitamins. Alright let's see... mangos... four plums with red on the inside... avocado... ooo, just right... and three plantains uh ought to do it.
(いいよ。自分のフルーツを買いに来たんだ。家にいつもフルーツがないとね、間食に食べたいしね。自然でビタミン豊富だしね。ちょっといい~うーん、マンゴーか。中が赤いプラムが4個とアボカドでしょ…あそうだ、プランタンも3本買わなきゃね~)

毎度毎度の臭い芝居を繰り広げます。

JOE: All right, all right, just hold it right there. This fruit isn't for you.
(ああ、わかったよ!もうやめろ!あんたのフルーツはない)

JERRY: Wha, what are you talking about?
(はぁ?どうして?)

JOE: You think I don't know huh? Mangos, plantains, plums with the red on the inside, that's Kramer! All right, get out!
(俺に気付かれないとでも思ってるのか?マンゴーにプランタンに中身が赤いプラム?Kramerに頼まれたな!そういうことだな、出て行け!)

JERRY: You're making a big mistake, Joe!
(自分の言ってることが分かってんのか、Joe!)

しかし、Jerryも

JOE: You're banned.(あんたも出入り禁止だ!)

と言われてしまうのでした。

今見ると、このやりとりは、この後に出てくるSoup Naziの前哨戦みたいな感じですね。SEINFELDでは、大都会のど真ん中でビジネスしている偏屈な店主がしばしば登場します。その中でもこのJoeは私のお気に入りです。
だって、代わりに買いに来た人まで「出入り禁止」にしなくてもいいでしょ(笑)
いくらJerryの芝居が臭すぎるったって…(ElaineやGeorgeがやっても面白くない場面ですよね)

強い訛りで話すこの果物店主が「フルーツは神様がお作りになるんだ」なんて普通に主張するところなども、リアリティーがあって好きです。

スカパーのBilly Joelライブを観ながら書いているので、あんまり集中できてなくてスイマセン~♪
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