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And This Is Not Elf Land

九月大歌舞伎@京都南座



私にとっては、何と15年ぶりの歌舞伎鑑賞!…いや、「鑑賞」というよりは、単なる「見物」かも(笑)

いや~、面白かったです!

とりあえず、この日(6日夜)の演目は

【木の実・小金吾討死】
【すし屋】
【川連法眼館・蔵王堂】

私は、歌舞伎については、あれこれ言えるほどの回数は観ていないので、今日のところは「歌舞伎学習中」な感想ってことでヨロシク!

とにかく、目玉は海老蔵さんで(ロビーに奥様もいらっしゃいました)絵になるし、身体能力は高いし…カッコよくて、お茶目で、切ない。海老蔵さんの見せ場になると、女性客のため息で場内の空気が変わりましたよ。

「木の実」では、騙し・騙され…コミカルなやりとりが繰り広げられるのですが、面白いのは、それぞれが次に「どう出てくるか」、観客が予想がつくようなニュアンスを、舞台上から送ってくるのですね、絶妙の「間」で。

「すし屋」は、中村梅枝さんの女形が可憐で美しかった。可愛らしい恋の表現といい、恋に破れたときの後ろ姿の哀しさといい…。クライマックスを「最大限にひっぱる」のも歌舞伎の表現らしいですね。慣れるまでは多少の違和感があったけれど、そのうちに、それがだんだん「快感」になってくる。

大詰めになると、まさに、けれん味たっぷりの舞台でございました。もう「これでもか!」という感じですね、素晴らしい!ジャパニーズ・エンターテインメント万歳ですよ!

それと、改めて見ると…「花道」における表現というのは、象徴でもあり、集約でもあり…なかなか深いものがありますね。まぁ、私がこの辺の深さがわかるまでには、まだまだ回数を見なくてはなりますまい。

ということで、15年ぶりの「歌舞伎ナイト」でありました♪
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