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And This Is Not Elf Land

今週のUGLY BETTY(アグリー・ベティー)


「今週の~」なんて…シリーズ化するつもりなんでしょうか(笑)

これ、確かNHK,BSでやっていたんですよね。そのときは観ることができなくて、今Super Drama TVでやっているのを観ています。何故か今月から土曜深夜の時間帯の放送になりましたが(もしかして、日本じゃあまり人気がない!!??)1週間の疲れを取るにはぴったりの面白いドラマですよ。

おブスな女の子Bettyが高級ファッション誌の編集部で活躍する話なんですが、これはもう「少女漫画」ですね。(貶めて言っているのではありません)「少女漫画」というのは、女性特有の正義感とか、バランス感覚とか…そういうものを全部含めた美意識みたいなものが凝縮された世界なのです。そう考えると、このUGLY BETTYの毎回のエピソードはまさに「少女漫画の王道」

今週の話は特に面白かったですね。Bettyの働く出版社が創刊する女性誌の編集長に就任したSophiaは、ちょっと一癖ありそうだったけれど、でも頭はいいし、仕事は出来るし、女性としての魅力に溢れていた人でした。Bettyと同じく、メキシコ系で貧しい境遇から這い上がったSophiaは、Bettyの才能を高く評価し、Bettyを自分のアシスタントに引き抜くのです。

女性誌の編集部は、肩肘張った見栄っ張りばかりのファッション誌の編集部とは全く違っていて、とても「リベラル」な雰囲気。みんな「自然体」だし、スタッフも「多様な」人材を登用している。

そして、女性誌の創刊と、Sophiaとファッション誌の編集長(で社長の馬鹿息子でプレイボーイ)のDanielとの婚約(トップの写真のご両人)…という二重の喜びをTVの生放送で発表する運びとなるのです。しかし、その「婚約」は全てSophieが自分のキャリア・アップのために仕組んだことだったのでした。結局、Danielは弄ばれただけ~!

全てを直前に見抜いたBettyはSophiaに怒りをぶちまけます。だって、BettyはDanielとは良い信頼関係で結ばれていたのだから。また、お互い惹かれ合ってる(ように見えた)二人を結び付けようとキューピットの役割も果たしたのででした。

Sophiaは「私はこうやってキャリアを築いてきたわ。こうしなかったら、今もメキシコの貧民街で暮らしているでしょう。でも、あなたの才能を買っているのは本当よ」

でも、我らがBetty嬢は「MODE(ファッション誌)の人たちには、自分を偽って生きているような人はいない!」と彼女の元を去ります。でも、ファッション誌の連中だって、Bettyのことはいつも小バカにしてるし、カッコばかり気にしてるイヤ~な奴の集まりみたいなんだけど…それでも、Bettyはそっちを選ぶんです。「人としての偽りのなさ」を取るんです。彼女だって、様々なハンディを抱えながらも成功を夢見る女の子なんですが、Sophiaのような生き方は支持しない!!とはっきり告げるんですね。

少女漫画だね~~♪オバサンは嬉しい



ああ、それに比べて疲れるのは…
今読んでるこの本~


映画THERE WILL BE BLOOD(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)の原作、アプトン・シンクレアの『石油!』80年ぶりの日本での発刊となった本でもあり、半ば義務感で読んでいるようなもんですが…

長い!!!

(久々に読んだ「ただ長いだけの本」じゃないか、これ?…な~んて)

ストリーがあるんだか、ないんだか…人物描写もなんか微妙だ。資産家の息子のバニーがこれほど労働者の権利に思いを寄せるようになったのは?バニーとポールの間にこれほどまでの友情が生まれたのは?【求む:説得力】

これは「最初に信条ありき」なんだろうな。とは言っても、いろいろと学べる本であろうと信じているので、あと200ページ、頑張って読みます。
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