デンマークへ 2016年7月①
デンマークへ 2016年7月②
デンマークへ 2016年7月③
デンマークへ 2016年7月④
★オールボーへ
オールボーはこの地域の中心であり、デンマーク第4の都市です。人口は12万人余り。私は数日前、ここの空港に降り立ったのでした。
こうやってみると、オールボーはユトランド半島の内陸に位置しているように見えますが、半島北部を横切るように流れている「川」のように見えるのは、実は「リムフィヨルド」と呼ばれる「海峡」で…だからこのリムフィヨルドの北はヴェンシュルセルチュー島で…つまり、半島の先端部は「島」なんだそうです(みなさま、ついてきてくださいね~…汗)
つまり、オールボーは古くから港湾都市として栄えた町なのですね。かつてはヴァイキングの拠点であり、14世紀には国王の城が建立されました。
ケティーさんは学校を卒業して、まず、オールボーの百貨店で働き始めました。でも、その後、スクールナースの免許を取得し、それ以降、ずっと学校で働いてきました。夫のカールさんは、ずっと建築の仕事をしておられて、オールボーで仕事をしていたそうです。どちらも「オールボーのことは誰よりも知っているから」と言われて、期待が膨らみます。
★オールボー・タワーから
まず、オールボー・タワーに向かいました。
いや…「こんなところから何が見えるんだろう?」と思ったりしたんですが(笑)実際に展望階まで登ってみると、美しい眺めに目を奪われてしまいます。私はあまりヨーロッパに来ていないし…本当にすべてが新鮮で綺麗!
★バドルフィ教会
オールボーに現存する教会のうちでもっとも古いのがこのバドルフィ教会。先ほどの展望台からの写真にも、この特徴のある屋根が見えます。
この教会の前身は10世紀、この町がヴァイキングの拠点だった時代にまでさかのぼります。この地にキリスト教を広めようとアングロサクソン人の宣教師がやってきて教会を開いたのが始まりでした。
その後、町の移り変わりとともに、教会も少しずつその形や役割を変えていきました。16世紀、デンマークがルーテル派を国教とするようになっても、首都コペンハーゲンから遠く離れた北の地にあるこの教会は、ローマンカトリックの影響をずっと受けたままで存在していたそうです。
ケティーさんは「私もそうだけど、多くのデンマーク人にとっては、教会は誰かの葬儀で訪れる場所であって、普段から足を運ぶことはないし、基本…私たちはそんなに信仰に厚くない」と言われました。それは私たちも同じかも。
教会の中は、いたるところに細かい彫刻が施されていてとても美しい。
【教会の中の写真は、他ページからの転載です】
★ストリートを歩く
オールボーはアジア系、中東系の住民もいて、思ったよりもカラフルな町でした。生活感あふれるお店がたくさん並んでいます。
しかし、年一度「カーニバル」が開かれるそうですが、その日は「狂乱の町」と化すらしく、ケティーさんとカールさんが苦笑しながら言われました、「その日は、来たいとは思わない」と。
後日、そのカーニバルの動画を見てみたのですが…確かに同じ町とは思えない(笑)
次はオールボーの古いストリートに。ここは観光スポットにもなっています。まるでタイムスリップしたような街並みです。
カールさんは「ここはかつて『可哀そうな女性たち』がいたんだ」と言われました。…ああ「察し」
10世紀から既に港湾都市として開けていたこの町、この地に生きてきた多くの人々の人生に思いをはせました。
あと、ショッピングモールへも連れて行っていただきましたが、多くの住民でにぎわっていて、活気いっぱい。私も少し買い物を。(そういえば、デンマークに来てから現金を使ったことがない。キャッシュレス化が進んでいる印象です。物価は高い…汗)店員さんにはアジア系、中東系の人が少なくありませんでした。
カールさんの運転する車が、町はずれの、ちょっと寂れた印象の地区を通ったとき、ケティーさんは「ここにはグリーンランドからやってきた人たちが多く住んでいて、かれらはデンマーク語を覚えるのも大変で、仕事に就くのが難しく、アルコール依存率も高い地区なのよ」と言われ、少し表情が曇りました。
世界のいたるところで起きている問題が、やはりこの地に存在しているようです。
ケティーさんと知り合いになっていなければ来ることもなかったであろう北国の古い港湾都市。機会があれば、また訪れてみたい。
To be continued
次はオールボーの古いストリートに。ここは観光スポットにもなっています。まるでタイムスリップしたような街並みです。
カールさんは「ここはかつて『可哀そうな女性たち』がいたんだ」と言われました。…ああ「察し」
10世紀から既に港湾都市として開けていたこの町、この地に生きてきた多くの人々の人生に思いをはせました。
あと、ショッピングモールへも連れて行っていただきましたが、多くの住民でにぎわっていて、活気いっぱい。私も少し買い物を。(そういえば、デンマークに来てから現金を使ったことがない。キャッシュレス化が進んでいる印象です。物価は高い…汗)店員さんにはアジア系、中東系の人が少なくありませんでした。
カールさんの運転する車が、町はずれの、ちょっと寂れた印象の地区を通ったとき、ケティーさんは「ここにはグリーンランドからやってきた人たちが多く住んでいて、かれらはデンマーク語を覚えるのも大変で、仕事に就くのが難しく、アルコール依存率も高い地区なのよ」と言われ、少し表情が曇りました。
世界のいたるところで起きている問題が、やはりこの地に存在しているようです。
ケティーさんと知り合いになっていなければ来ることもなかったであろう北国の古い港湾都市。機会があれば、また訪れてみたい。
To be continued
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デンマークへ 2016年7月⑨
デンマークへ 2016年7月⑩終