※SEINFELD(となりのサインフェルド)6-8'The Mom and Pop Store’(老夫婦の店を守りたい)の内容が書かれています。
中古のVolvoを買うつもりでディーラーさんへ行ったのだけど、
オーナーの勧めで「Jon Voightが所有していたという」convertibleを手に入れたGeorge!
一同「ホントぉ~?」と半信半疑です。
ELAINE: I've never even seen him in a car. I mean, look at his movies. No cars. Deliverance - canoe. Midnight Cowboy - boots. Runaway Train...runaway train.
(だって、かれが車に乗ってるところなんて見たことないわ。映画を思い出してみてよ。車になんて乗ってないでしょ。DELIVERANCEではカヌーだったし、真夜中のカーボーイではブーツでしょ。暴走列車では…暴走列車よ!)
しかし、Georgeはそんなことは気にもとめず、MIDNIGHT COWBOYの"Everybody's Talkin'"のメロディーを口ずさんでみたりして、すっかり気分はJon Voightなのです。
そして、このエピソード自体もMIDNIGHT COWBOYが入ってきます。
先の記事で紹介したとおり、Kramerは同じブロックに住むmom and pop store(靴修理のお店)を救おうと懸命になっていまして、Jerryのスニーカー全部を店に持って行ってしまい、Jerryは履物がなくなってしまいます。クローゼットの隅にブーツだけが残っていました。何でも「Texasで公演した時に、ギャラの代わりに貰った」モノなのだそうで…
Kramerに
KRAMER: C'mon here, try 'em on. Ah, you look like a cowboy! Huh?
(さぁ、履いてみろヨ。おお、立派なカウボーイじゃん!)
なんて急かされてブーツを無理やり履かせられますが…
JERRY: But I don't wanna be a cowboy!
(カウボーイになんかなりたくないよ~!)
ここは、例の'THE PUFFY SHIRT'を思い出させる台詞(あの時はBut, I don't want to be a pirate!)で、観客も大いに沸いています。
しかし、こんなにブーツの似合わないアメリカ人もいるんですね(爆笑)
もう、puffy shirt姿も可笑しかったけど、
これも「萌え」ですわ(笑
さて、ホントにGeorgeの車の前の持ち主はJon Voightだったのでしょうか?
だとしたら、ホントに凄い話なのでありまして、だって、今や彼はブラピの義父じゃありませんか?いやいや、それ以前から既に大スターですし。MIDNIGHT COWBOYは私も好きな映画です。当時としては斬新な手法も取り入れられていましたし。(今見ると、かえってレトロ?)フロリダに着いたJoe(Jon Voight)は、立ち寄ったカフェのウェイトレスに「どこから来たの?」と尋ねられて、嬉々として「New Yorkから!」と答えるのですが、強い南部訛りでウソがバレバレ…、で、ウェイトレスはかすかな笑いを浮かべるってシーンが好きだなぁ…。
Harry Nilsonの歌う主題歌の軽快で、けだるくて…どこか孤独なメロディーは、映画の雰囲気と相まって、もう絶品ですよ。
Georgeの車に早速乗せてもらったJerry。
JERRY: C'mon, put the top up, it's November!
(もう11月だぞ!ルーフをアップしろヨ!)
GEORGE: I feel alive, Jerry.
(この方が気持ちいいじゃないか、Jerry!)
JERRY: Let's check out the glove box. Ah. Pencil.
(グローブボックスを見てみよう、あっ、鉛筆だ。)
GEORGE: Hey...you don't think...sure, that's Jon Voight's pencil!
(いぇい!これって、そうだよ、Jon Voightの鉛筆だ!)
JERRY: With Jon Voight's teeth marks. …Owner's manual...you know what? This car was owned by Jon Voight.
(Jon Voightの歯型もついてる。あとは~マニュアル書だ(オーナ名が書かれているのを見て)あれっ、この車はJon Voightのものだったんじゃないか。)
GEORGE: Ah! See? I told ya.
(これで分かったろ?だから言ったじゃないか。)
JERRY: Except Jon is spelled with an H. J-O-H-N.
(でも、JonはHが入ってる…J-O-H-Nになってるんだけどね。)
GEORGE: So?(だから?)
JERRY: Doesn't Jon Voight spell his name J-O-N?
(Jon VoightってJ-O-Nだったよね~)
GEORGE: So, what are you saying?
(何が言いたいんだ?)
JERRY: Nothing. I'm sure "Jon" probably mispelled his own name. I know sometimes I spell Jerry with a G...and an I!
(別に~。きっと自分の名前のつづりを間違えたのさ。僕だって時々JerryをGで書き始めることがあるんだ~!その次はI!)
Jerryは大ウケ!Georgeはブチきれています。
GEORGE: Get out of the car!
(降りろよ!)
JERRY: Oh, look! There's Gregory Peck's bicycle
(あっ、あれはGregory Peckの自転車だ。)
GEORGE: Get out!(降りろってば!)
JERRY: And Barbara Mandrell's skateboard!
(Barbara Mandrellのスケボーもある!)
GEORGE: Get out!!(降りろ~!)
さて、そんな騒動の真っ只中、Kramerが街でタクシーに乗ろうといているJon Voightご本人に遭遇します。
ホントにGeorgeの車の元所有者なのか、真実を聞きだそうとしますが
怪しい人間に間違えられて腕を噛みつかれます(!)
しかし、例の歯科医が集まるパーティーに行けば、鉛筆の歯形とKramerの腕の歯形の照合をしてもらえるハズ!…と、さっそくパーティーへ駆けつける二人でしたが…
あまりにも、しょうもないオチが待っていました…
(あまりにアホらしいので書きません)
さて、例の靴修理の老夫婦はついに夜逃げをしてしまい、JerryのスニーカーがNew Jerseyで売りに出されていると知り、KramerとJerryはバスで(?)New Jerseyへ向かいます。車中でKramerは体調が悪くなり…なんか、話の途中からKramerが鼻血を出すという「?」な描写は、ここで回収されることになります。毎度バカバカしい…
「テーマ曲」とともにエンドロール…
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