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And This Is Not Elf Land

JERSEY BOYS (May 28)

今日のジャロッドのパフォーマンスは、「歴代最高得点]をマーク!

【本日のキャスト】
ジャロッド・スペクター(フランキー)
セバスチャン・アーセラス(ボブ)
ドミニク・ノルフィ(トミー)
マット・ボガート(ニック)

結論から言いましょう…
マットのニックは良くなっていました(ホントかよw…笑)(ホントです)

ぼ~っとしたしゃべりかたは変わりませんが、その分、言葉足らずで不器用な人間の生き様を巧みに演じていたと思います。ニックのセリフの個所では、何度も拍手が起きていました。それだけ、観客に届いていたのでしょう。これは、かつてのシカゴのマイケル・インガーソルと同じです。(演じ方に違いはありますがね)やはり、このニックも「あり」なのだ…と思うしかないでしょう!

ま、わたくしは、ステージドアで「あのう、日本人に知り合いっていないですよね?」と念を押してしまいましたけどね(笑)


(突然ですが、これまで散々悪口言ってスイマセン)

例の、ニックが「十年間の牢獄」をぶちまけるとき、それを驚きの表情で見つめるフランキーの目が印象的でした。トミーが下着を着替えないとやら、タオルがどうとやら~こんな些細なことでぶち切れるニックですが、その言葉の裏にある思いがフランキーには見えたのですね。ですから、ずっとニックに心を寄せ続けるのでしょう。納得です。こういう、小さな部分での新たな解釈はいたるところに見受けられたのも今回のJBでした。前方の席で見たので、なおさらよくわかったのかもしれません。

話は前後しますが、序盤で、トミーに唆されて宝飾店に押し入り、法廷に立つシーン…トミーが「フランキーは何にも関係がない。俺がはめたんだ!」と証言するシーンで、フランキーは「えっ?」と驚いた表情でトミーを見るのですね。この「驚き」の表情も、これまでにはないものでした(…と思う)ずっとずっと、さまざまなかたちでトミーに苦しめられながらも、フランキーは決してトミー見捨てない…というのは、実はここが「始まり」だったことを明確に暗示させるシーンとなっていました。

他にも、細かいチェンジはたくさんあったのですが、まぁ徐々にまいりましょう。

とにかく、今日のジャロッドのパフォーマンスは歴代最高点と言っていい。とにかく、面白いほどの声が出る。高いファルセットで歌う部分はもちろん、これまでは「物足りない」と感じていたバラードなども、素晴らしいヴォーカリストならではのテクニックを駆使して、しっかり聞かせてくれました。もう、ジャロッドの「こぶし」がころころ転がる歌唱は快感ですよ♪演技のほうも緩急をつけた余裕のパフォーマンスで、もう脂が乗り切っている感じですね。

ゼバスチャンは、冬に見たときと比べても、ずいぶんスリムになっていました。本人に聞くと、確かに体重を絞ったのだそうで、その分体調も良いんだと言っていましたよ。彼は、役柄の中では一番若いのだけど、実際には一番年上なんです。そういう現実と演技の「ずれ」のようなものは、観る者の想像力で補完しなければならないのですが、この人はそれが可能なパフォーマンスができる人だと思います。(最近はセバスチャンびいき…ハハハ)だって、この人…ほんとに「いい人」だよ。いつかまとめて書きますよ、セバスチャンの「いい人伝説」(笑)
 
こうなると、残念なのがトミー役のドミニク・ノルフィですね~前回は「よくなっている」ような印象だったのですが、やっぱ微妙だわ…もともと、この人の声って、ちょっと「上ずって」いて迫力がない。(見た目の普通だし)で、トミーらしさの部分を、ある種の「様式化」をしたような演技をするんだけど…パッとしないです~ごめんなさい!

ステージドアでは、面白いこともたくさんあったのですが、徐々に書きます(笑)ま、オーガスト・ウィルソンの警備のおじさんにまで「久しぶりだね」と言われたのが、ナンともはや~ジャロッドも「わお!」と半分面白がっていましたよ(汗)

とにかく、この日のジャロッドは「歴代最高点」をあげてもいい出来でした!
さぁ、翌日のマチネはどう書くんでしょうね~(今の時点で、既にマチネは観ていますよ~ん!)

とりあえず、ここの話はこれでいったん終了!!!
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