いやあ、北村さん凄いなあ!
この本は今は亡き、エラリー・クイーンの遺作という形態をとって描かれているんですが、これがすごい。
私はエラリー・クイーンの著書を読んだことはないので、これはエラリー・クイーンだ!というわけではないのですが、この作中ではあくまで訳者としての役割で登場している北村さんがとてもすごいのです。
『ああ、これはエラリー・クイーンの訳なんだな』
って思ってしまうのです。
作中に添えられる脚注が本当にうまい。
『(本当は)~だが、あえて原文のまま訳しておく』
『~であるが、来日時のエラリーは知るはずもない』
※記憶が曖昧なので不確かです
あくまで、自分はエラリー・クイーンの著書を訳したんだ、という体裁を崩さない。
いやもう本当に感動でしょう!
私はとてもときめいてしまいましたよ。
エラリーを骨の髄まで好きでなければ出来ないことだと思うんですよね。
中身もとっても面白かった。
土曜日にいつも50円玉20枚を両替にくる男なんて、実際の話なんだそうです。
知人にそういう体験をしたんだというのを聞き、その謎を競作で解き明かすのに手を貸した際に浮かんだのが『ニッポン硬貨の謎』に使われている、ということのようで。
中々、興味深い見解でした。
んーこれは実際そうだったのかもしれないな(笑)
エラリー・クイーンが読みたくなる作品でした!
松波鏡良。
この本は今は亡き、エラリー・クイーンの遺作という形態をとって描かれているんですが、これがすごい。
私はエラリー・クイーンの著書を読んだことはないので、これはエラリー・クイーンだ!というわけではないのですが、この作中ではあくまで訳者としての役割で登場している北村さんがとてもすごいのです。
『ああ、これはエラリー・クイーンの訳なんだな』
って思ってしまうのです。
作中に添えられる脚注が本当にうまい。
『(本当は)~だが、あえて原文のまま訳しておく』
『~であるが、来日時のエラリーは知るはずもない』
※記憶が曖昧なので不確かです
あくまで、自分はエラリー・クイーンの著書を訳したんだ、という体裁を崩さない。
いやもう本当に感動でしょう!
私はとてもときめいてしまいましたよ。
エラリーを骨の髄まで好きでなければ出来ないことだと思うんですよね。
中身もとっても面白かった。
土曜日にいつも50円玉20枚を両替にくる男なんて、実際の話なんだそうです。
知人にそういう体験をしたんだというのを聞き、その謎を競作で解き明かすのに手を貸した際に浮かんだのが『ニッポン硬貨の謎』に使われている、ということのようで。
中々、興味深い見解でした。
んーこれは実際そうだったのかもしれないな(笑)
エラリー・クイーンが読みたくなる作品でした!
松波鏡良。