さて 永ちゃんこと ィ矢沢永吉さんが 今アツい
70歳を過ぎてなお マイルドになったとは言え ギンギンスタイルを貫き
唄い納めとささやかれる LIVEには何万人ものお客を集める 日本のロックシンガー
ボクも 子どもの頃から他人様同様に 永ちゃんがスキで よく歌ってきた
鉄母がスキだったってのもあるし 裏のプールでよくTrackかかかってたしね
永ちゃんの『成りあがり』を読んだのは オトナになってからだったけど
あぁいう血気盛んな自伝を読むと 枯れたOYA-Gですら グッとくるものがあるよ
永ちゃんと 同じくショウビジネスで大成功した シナトラを合わせて 考えてみる
極貧の少年時代に味わった屈辱を機に生まれた 『絶対BIGになってやる』って
誓いの言葉は 野心むき出しで芸能界に現れた矢沢永吉を 象徴した言葉の一つだろう
BIGになるという 極めて抽象的で 日常でも 何だか眉をひそめられかねない言葉が
なぜ成功を夢見る若者たちの指針となったのか それは矢沢が日本のロックシンガーで
初めて長者番付1位になるなど 感覚的だったBIGを 生々しく体現したからだろう
実際1978年に發表し 大ベストセラーとなった 初の著書『成りあがり』
にも副題に『How to be BIG』とある では ビッグとはなんなのだろうか
抑々 成りあがりだって 本来は卑下する言葉なのに 永ちゃんが放つと
どんな言葉でも昇華され 誰もマネできない ィ矢沢の 唯一無比のパワーだ
片や 20世紀を代表する米エンターテインメント界の帝王
フランク・シナトラ(マイウェイですね) に 次のような名言がある
『The best revenge is massive success』
(最高のリベンジとは 圧倒的な成功を収めること)
2人の言葉には共通点がある それは リベンジの相手には目を向けず
自分の才能やスキルを磨くことに注力し 成功へまっしぐらに突き進んだことだろう
つまりBIGとは 他者からの評価ではない 自分がどれだけの価値を他者に与えられたのか
それで決まるのではないか 矢沢以降 別の意味での BIG発言で
芸能界の地位を失った人は後を絶たないが そこを理解していないのではないだろうか
『BIGはお金じゃない 場所なんだ 自分のやりたいことが 誰にも頼らず 自分の力で
思う存分にできる でっかい場所 人生で大切なのは何よりも 自分が安心できる場所を
手に入れることなんだ』 そう語る 永ちゃんの言葉には 重みがある
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