Omine Okugake 忘年会Day.2

さて　昨夜はおしゃべりに花が咲き　真夜中までぺちゃくちゃ

それでも　小屋の外では　暴風が吹き荒れ　朝になるのがイヤだった
いや正確には　朝に小屋の外を見るのがイヤだったのだ　積雪が増えているハズ是

って事でしぶしぶ重い腰を上げ　山上ヶ岳方面を見ると…　ホワイトアウト!!!
なーんも見えまへーん　脇に立つ不動明王さんも　モウ怒っている模様!!!

小屋の中まで吹き溜まりが出来　Shelterはバシバシ　
起きだして　二人で雪を溶かし　Coffeeを作る　雪山では雪を溶かして水を得るが
それは　思ってるよりも　なかなか　手間と時間のかかる作業である

小さな隙間から　こな雪がびゅうびゅう吹き込み　一晩で大きなヤマをこしらえた


ノンビリ片づけて　下山準備オーケー　一歩小屋の外に足を踏み出し…　
Trailだった処を降りていこうとするが…　『こらアカン　スノーシューや』の
はやっさんの言葉に　再度軒下まで戻って　スノーシュー履くのを初めて見る

ボクは　手がかじかみ感覚ナシ…　ワカンは履かずに　はやっさんのラッセルを
追うように　しんがりを務める　それにしても　脚は細いので　ズボズボ入る

膝まで埋まるので　恐らく30～50㎝は積もっているに違いない　恐るべし大峰
樹氷は美しいが　脚が埋まり　ついていくので必死である


昨日はなかった処に　つららが!!!　一晩でこれだけ育つのか　恐るべし大峰

一本松茶屋まで降りてきた　ボクの予想ではココより先は少し雪が減りそう…
はやっさんもそう思っていたが　実際にはその氣配ナシ!!!　って事でボクも
今週のビックリドッキリメカー!!!(ヤッターマン風に)　ワカンを履くことにした

一本松茶屋からだと　半分以上降りているが　人生初ワカンをキメておく
足ウラセンターにでかい爪がアリ　雪がないと非常に歩きづらいが　いってみよー


おおおおお!!!　スノーシューとワカンの違いは踵が固定されているかどうか
ワカンしか履いたことないので　その違いはワカンないが　失礼しました…

自分の足を自分で踏んづけてコケそうになりながらも　カイテキングにHIKE
無事に清浄大橋まで下山する事が出来た　山旅もこれにて幕

今回感じたのは　ボクのHikeSpeedでは　厳冬期は　ほぼ汗をかかない　しかし
その分末端の冷えがドイヒーなので　化繊よりWoolの方が着けた瞬間から暖かい
それ以外は　まぁ概ね　予想範囲だった　スノーシューとワカンは山上ヶ岳に
上がるためのGearだったが　下山で使う事になるとは　想定以上の降雪だった

黒滝温泉で旅埃を流し　体を暖め　帰路についた
なかなか泊りがけの山歩きをする時間が取れなくなっているが　小辺路に続き
洞辻茶屋にも参詣できたので　ことしも良い年だった

経験を小出しに　新しい年と真摯に　向き合っていきたいと思う
同行のはやっさん　送り出してくれた家族に感謝です

そして　今年も読んでくれた皆々様にも　ありがとうございました