「ホームレス中学生」を読みました

2007-10-05 21:06:02 | Weblog
漫才コンビ「麒麟」の田村裕君が中学生のときに、突然
お父さんから「今日でこの家は解散!」と宣言され、一人で
公園で暮らし始めることに。
さまざまな苦労をしながら、回りの人たちの助けもあって、
無事高校を卒業してNSC(吉本の芸人養成学校)に入り、
現在のコンビの川島君と出会うまでのことを書いています。

ご本人も「おわりに」で書いているように、文章はあまり
うまいとは言えないけど、それだけ生の気持ちが伝わって
きました。

厳しい環境の中で育ちながら、現在は芸人さんとして
頑張ってる田村君にエールを送りたい気持ちで一杯です。

いい本でした。

涙もろい人は、最後の数ページを公共の場所内で読まないよう
気をつけてくださいませ。私はうっかり帰りの電車の中で
読んじゃって、泣きそうになるのをこらえるのに必死でした。
帰ってからもう一度読んで、思うがまま泣いてスッキリ。


この本を読みながら、思い出しました・・・。
昨年末、TVで「M-1グランプリ」の決勝に残った8組に
インタビューしてたときの映像を。

「もし優勝して1000万円もらったら、何に使いますか?」
という質問がありました。
他のコンビの答えはもう覚えていませんが、「麒麟」の田村君
の答えだけは面白かったので覚えています。

「え、えーっと。公園を買います」

確か、インタビュアーさんが一瞬絶句したあと
「それは何かと問題があって難しいんじゃないでしょうか?」
と答えたんじゃなかったかしら。

TVを見てた私も、思わず
「何それ~!『公園を買う』って! _(_ _)ノ彡☆パンパン!」
と笑い転げてたのですが。

インタビュアーさんが「相方の川島さんはどうですか?」と
マイクを向けると、真剣な顔で
「いや、実際に『買う』のは無理かも知れませんが・・・。
それだけ彼にとっては思い出のある場所なんです」
といったことを答えていたのが、印象的でした。

あのとき、まだ私は、「田村君が昔、公園に住んでいた」と
いうのは芸人さん特有の大げさな「ネタ」かも知れないと
疑っていたのですが、本当だったのですね。
田村君、あの時笑ったりして本当にごめんなさい。



本のカバーをはずすと、こんな写真が。
田村君が寝泊りしていた遊具ですね。
確かに、見た目がウ○コそっくり・・・・

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