弟分の成長ぶりに驚愕

13年前、工事現場でＣＡＤオペレーターとして働いているとき、
「番頭（工事管理者）見習い」として、私と同じ電気設備会社の事務所に
やってきた、一回り以上年下の男の子：○ちゃん。

工事現場事務所で働くのは初めてらしく、心細そうにしているので、
「わからないことがあったら、なんでも、聞いてね」
と声をかけると、
「ありがとうございます！」

そのときの彼の顔、忘れられません。
眉毛が見事に「八の字」になっていて、とても情けない不安げな表情だったのです。

あとで知ったのは、
姫路の電気工事会社の社長の息子であり、
広島の大学を遊びすぎて２回留年し、やっと卒業、就職先なし。
父親の大学時代の友人が○○電設の神戸支店長を務めているので
なんとか雇ってくれないか、と頼み込み、
私のいた現場に放り込まれた・・・・ということです。

それから１年以上、未経験の工事現場で、彼は、修行しました。
姫路から神戸への遠距離通勤にも、耐えました。

その現場が竣工したあとも、数年間、他の現場で経験を積み、
父親が経営する会社で働き始めました。

最初の現場で知り合った私を姉のように慕ってくれていて、
メールで近況を知らせてくれ、
１年に１度くらい、三宮で焼肉を食べて。

数年前、結婚したときは、「やっと身を固めたか！」と、安心。

新婚すぐの2011年秋、ちょうど姫路で「Ｂ－１グランプリ」が開催されたので
遊びにいき、奥さんと初対面。

「○ちゃんを支えてくれそうな、しっかりした女性やなー」と、好印象。

その後も、夫婦そろって神戸に来てくれて、焼き肉を食べに行きましたが、
ほどなくして、奥さんがご懐妊。

女の子が生まれ、
「可愛いでしょ～」と、たまに親バカ写真を送りつけてくる○ちゃん。

「うわぁ、こんなに大きくなったの～！可愛いね～」
と、返信する私。

そんなことが２年近く、続いていて。

先日、送られてきたメールは、
「家がもうすぐ完成するから遊びにきてよ～」

えええー！
あの、「情けない八の字眉毛」の○ちゃんが
家を新築！(”ロ”;)!!

メールをやりとりするうち、さらに驚くべき事実、判明。

うそーん！
明日から、社長に就任するって～！∑(゜◇゜；)

もちろん、お父様も「会社はもう、息子に任せて大丈夫」と判断し、
勇退されたのでしょう。

それにしても、13年前の彼からすれば、なんという成長ぶりだ！
と、感動すら覚えるのです。

ということで、近いうち、姫路に遊びに行きます。

【彼と最後に会ったときのお話】
○ちゃん夫妻と焼肉(2013/2/2)