847「アタマの悪い奴は痛い目に遭えばいい。」
848「一度カネの味を知ったやつは忘れられない。リンゴ箱を一個ずつ用意しろ。」byカン・ペクサン(ソン・チャンミン扮)、化粧品会社ル・ブラン会長、パダの父親
今日は『台風の新婦』からこの2つのセリフにしました。このセリフは…
パダは父親の信頼を得ようと、ソヨンの後をつけて天山花由来の化粧品サンプルを持ち帰ります。ペクサンが喜んだのも束の間、その化粧品を祖母のヨンジャが勝手に使ってアレルギー反応を起こし、そのサンプルはソヨンがパダを罠にはめるために用意した偽物だと判明します。ペクサンから、おまえがやることはいつもそうだ、と怒鳴られて追い込まれたパダは、ソヨンの事務所に忍び込みパソコンを盗み出しますが、これもソヨンは予想していたので、パダは警察に通報され留置場へ入れられてしまいました。その話を聞いたペクサンの言葉になります。
ところがこの話がマスコミに漏れて、ペクサン自身が追及される身となるや、手を回してパダを釈放させることにしました。その指示を秘書に出す際にペクサンが行った言葉が今日のセリフになります。
実業家が政治家にカネを渡して便宜を図ってもらったり、罪を軽くしたり揉み消したりしてもらう行為は、特にドラマチックなことでありません。つい先日も風力発電絡みで逮捕者が出たところですよね。
それはさておき、"札束の匂い"という表現は時々セリフにも現れますが、"カネの味"という表現は初めて聞きました。もちろん、管理人はカネの味など知りませんが、政治家があれほど票計算に熱心なところを見ると、よほど旨味があるんでしょうか?
また、こうしたカネの移動をカモフラージュするために使われる定番は、今も昔も菓子折り(菓子箱)が多いのですが、『赤い靴』ではケーキの箱が、『ミス・モンテ・クリスト』では健康飲料の箱が使われてました。しかしリンゴ箱というのは、これも初めてです(笑)