今宵は『血も涙もなく』からこのセリフにしましたが、ジャヨンはどんな覚悟があるというのしょうか?
ジャヨンは手を回してイチョルを保釈させると、早速イチョルを呼んで話をしました。ジャヨンはジウンが好いていたジチャンを奪い、更にそのジウンも、ヘウォンから追いかけられた時階段から落ちて亡くなったことでヘウォンに恨みがありましたし、イチョルのほうもヘウォンを代表理事から引きずり下ろすことを願っていましたから、利害が一致したわけです。ジャヨンは近く夫のチャ議員が大統領選を控えていて自分が目だって動けないため、イチョルに実動を頼んだわけです。
ジャヨンの計画は、醜聞を流してヘウォンの信頼を失くし、借名株式を集めて自分達の比率をあげ、イチョルを代表に選出しようというものでした。
この計画を話した後、グラスを傾けて一息ついたジャヨンが言った言葉がこのセリフになります。
「"人を呪わば穴2つ"」。恐ろしい言い回しが現れましたが、"穴2つ"の穴とは墓穴のこと、2つとは自分と呪う相手のことで、人に危害を加えるときは相手の墓穴に加えて自分の墓穴も掘る必要があることをいいます。
つまり、人を不幸にしたら自分も不幸になることを覚悟しなさい、という教訓的な言い回しなんですよね。ですからまさにマクチャンドラマの為の言い回しですから、日本のドラマでは聞くことはないでしょう(笑)
同じシーンでジャヨンは、亡くなったジウンを思ってこんなことも言ってますので併せてご紹介しますね。
#1253「時間が薬なんて嘘だわ。大切に育てた娘、ジウンの笑顔が今も目に浮かぶ。"死んだ子は心に埋める"って言葉わかるわ。」