今日は、こちらの漫画をご紹介いたします
「さよならもいわずに」 上野顕太郎
確か・・・
「この漫画がすごい2010」に載ってたので
購入したかと思います
上野謙太郎という漫画家の方が
ある日、突然、妻を亡くされた実体験が描かれています
その絶望感が
独特な表現で描かれています
人が亡くなった後の
淡々とした、葬儀までの流れのなかに
想像しがたい、いや、したくない
妻のいない生活の殺伐とした様子と深い悲しみ
それを想像しただけで
なんという絶望感なんだろうと思います
月に一人ぼっちでいるみたいです
「ただいま」というと
誰かが「おかえり」といってくれる生活が
いかに満たされているものかと実感しました
・イコの服を買うなら、私に電気髭剃り買ってくれ
・クリスマスは新しいPSPをぜひ
・トイレの紙の芯はちゃんとゴミにすてよう
・卵焼きに砂糖はイヤだ、私は醤油派
・週に1回はカレーが食べたいのよ~
などなど
いろんな要望がありますが
とりあえず、元気で、帰ってくると
「ただいま」が、かえってくる生活が
この上なく、幸せなものなんだなって、
改めて、思い知らされます
読んだ後
寝ている妻を見て
ふと・・・大変なことになってるんじゃないかって
不安に思って、息してるかどうか
確認したりするときがしばしばあります
そんな、私の不安を無意識で
察知してくれているのか
最近妻が、いびきをかいて寝てくれます
無意識でも、心配性の私を気遣ってくれている
優しい妻です
(って、いびきの事、書いちゃまずいかもしれないかな・・・まあ、いいや♪)
これ読んだ後、あとから、じわじわきます
お店の本コーナーにありますので、ぜひ