こんにちは。
鍋島恵(けい)です。
蔓延防止策に続き、3度目の緊急事態宣言も出て、企業によってはリモート対応が当たり前となってきました。
転職支援の会社で働く友人も、最近はほとんどの企業でオンライン面接を取り入れていると話しており、IT化がさらに加速しているなと実感します。
オンラインでの取り組みと言えば、緊急事態宣言は発令されてからウェブ上で開催されるセミナー「ウェビナー」も多く実施されるようになってきましたね。
どこからでも参加できる上に、場所代や講師陣の移動コストもかからないため、無料開催なのに興味深い内容のセミナーも多く見かけます。
その中でも、先日受講した『令和の「結婚と働き方」オンラインセミナー』での内容がとても斬新で面白いかったので、ご紹介します。
3人の女性経営者が語る「令和の結婚と働き方」セミナーとは?
今回は、株式会社MAIAが事業展開する「新たな労働力の創出&女性活躍支援」の一貫として企画されたセミナーです。
”結婚や出産というライフイベントを経ても仕事を続ける女性は増え、家族、キャリアにおいてそれぞれのライフスタイルに沿った多様性が受け入れられるようになった日本。一方で、夫婦の収入や働き方次第では、結局仕事と私生活のどちらかを選ばざるを得ない女性もいるのが現状です。
〜中略〜
令和の「結婚と働き方」について、ニューノーマル時代を駆ける3名の起業家がその価値観や考えをホンネで発信します。”
登壇者:
株式会社IBJ/取締役 二ツ矢 有紀
1991年、航空自衛隊入隊。2002年からウエディングプランナーとして従事。2010年、株式会社IBJ入社後、ラウンジ事業部部長、コミュニティ事業部部長、ライフデザイン事業部部長を経て、2017年、株式会社IBJライフデザインサポート取締役に就任。2020年、株式会社IBJ取締役に就任。
株式会社YUKARI/代表取締役
株式会社Public dots & Company/マネージャー 渡部 久美子
愛媛県今治市出身。新卒でソフトバンク(旧:ソフトバンクBB株式会社)に入社。第2子の育児休暇後、キャリアアップを志し個人事業主に。新規事業企画やPM、BPRコンサル、イベントプロデューサーの経験を経て、株式会社YUKARIの代表取締役に就任。2021年4月、福島県磐梯町へ家族で移住。3人の子育てに奮闘しながら、家族の時間と仕事を楽しむライフスタイルを実践中。
ファシリテーター:
株式会社MAIA/CEO 月田 有香
アビームコンサルティング入社。2010年Numeria合同会社(現Cheers株式会社)を設立し、代表に就任。2017年11月 株式会社MAIAを設立。2018年4月 RPAテクノロジーズ株式会社DXラーニング事業部長に就任。ミュージカル俳優として舞台やテレビにも出演。
納得する結婚を実現するために大切なこと
結婚相談所(株式会社IBJ)を運営する二ツ矢さんは、結婚相談所の役割について次のように語っていました。
二ツ矢:結婚相談所は結婚できない人に結婚相手を見つけるわけではありません。
出会いがないと嘆く方のほとんどは「自分が幸せになる道筋が見える人」との出会いがないと言います。
確かに、このように言われると納得することばかりです。
通勤電車に乗れば男女比はだいたい半分ですし、学生生活の中でも異性との出会いだけで言えば、ゼロの方はいないでしょう。
ではなぜ、結婚相手がいないと嘆くのか。
それは自分の中にある「幸せ」に合致する人がいないからです。
二ツ矢:結婚相談所は「自分の幸せ」「理想」を洗い出してもらい、それに合致する方を紹介する場所なんです。
そのため、一番大切なことは「自分の理想」を考えることが最も重要なんです。
自分の思っていることを言えず、受け入れることが得意な日本人。
好きになった人だし、結婚する相手なのであれば、どこか相手を受け入れないといけないのでは?と思いがちです。
しかし実はお互いの理想をぶつけ合うことが、お互いが納得する結婚を実現するために、最も重要なことなのだとか。
とは言え、自分の理想なんて考えてもなかなかすぐには出てこないもの。
そのような時は「1年後2年後3年後、自分が何歳の時にどうなっていたら幸せか?」を考えると良いとのことです。
こんな風に生きていたら笑顔になれる。
その自分の周りに付随しているものが結婚や仕事ですので、そこから自分の理想を具体的なものにしていくことがおすすめだそうです。
夫婦関係を円満にするコツ
3人の中で、唯一、結婚生活を続けられている渡部久美子さん。
「世界で一番喧嘩をして、世界で一番ラブラブな夫婦」を目指している渡部さんは、夫婦生活の中で大事にしている「ルール」があるそうです。
渡部:我が家には渡部家ルールがあります。
それは「意見の衝突があったら、話し合いが解決するまでやめないこと」「夫婦間で役割を決めないこと」です。
お互いが独立した経営者である渡部家では、意見が衝突した際は必ず、お互いが納得する落とし所を見つけるまで徹底してディスカッションするとのこと。
疲れたから話を途中で切り上げる、ということはせずに、ハグしてキスを3回できるようになるまでは、とことん話合いをするそうです。
なんてロマンチック!(笑)
お互いを思いやりつつも、妥協することなく自分の意見も主張しながら、2人で夫婦生活について議論するからこそ、より絆が深まるのですね。
また「夫婦間での役割を決めないこと」も夫婦関係を良好に保つ秘訣。
料理や洗濯など「〇〇係」と決めてしまうと、やることに義務感が生じてしまい、お互いへの感謝が薄まってしまうそう。
夫婦関係に限らず、人間関係を良好に保つためには、お互いの「感謝」と「尊重」が重要です。
それを継続させるために、敢えて役割を決めずに「やれる人がやる」というルールにしているそうです。
「家事は女性がやるもの」という固定概念があると難しいかもしれませんが、その認識のすり合わせもしっかりと向き合える男性が「思いやりのある人」なのかもしれませんね。
まとめ
大人になったら結婚して子供を作り、育てるのが人生。
少し言い過ぎかもしれませんが、どこか結婚は「したいもの」ではなく「するもの」という意識があったように思います。
今回のセミナーを通して感じたことは「結婚」は自分の人生をより充実させるための「イベント」ということです。
今回、お話されていた3人は経歴も働く業界も異なりますが、共通して「自分らしさ」「自分の感性」をとても大切にしていました。
今はIT化も進み、結婚も働き方も自分で選べる時代です。
「結婚とはこういうもの」「仕事とはこういうもの」と妥協するのではなく、自分が「充実している」と感じることに、とことんこだわることが幸せへの第一歩なのかもしれませんね。
鍋島でした。
<各社HP>