こんにちは。
鍋島恵(けい)です。
昨日、懐かしい顔ぶれと飲んだためか
ふと学生時代に好きだった作家さんの本を思い出しました。
永遠の途中
唯川恵(ゆいかわけい)著
これは2人の女性の27歳から60歳までのリアルな一生を描いた作品です。
ある広告代理店に同期入社した薫と乃梨子
同じ会社に勤める男性を2人とも好きになりますが、
ささやかな駆け引きで、薫と結婚します。
寿退社をして専業主婦になった薫
独身でキャリアを積み重ねる乃梨子
対照的は道を歩んだ2人はどのような晩年を迎えるのか?
はじめて手に取ったのはおそらく中学生のころ。
学校の図書館に置いてあり、名前から親近感を覚えて読み始めたと思います。
唯川さんは女性の生き方、恋愛を題材にした小説が多く
安心してハッピーエンドを迎える話は少ないです。
不倫とか歪んだ愛憎などの短編集もあるので
今思うと、思春期真っ盛りの多感な学生が集う図書館に置いておくには
だいぶ多感な本だったなと思います(笑)
ただ悩みながらも自分の幸せを追い求めるリアルな情景は
自分の思考と価値観を広げるきっかけだったなぁ、と感じます。
本を読むことの魅力って
知識をつける以上に自分の思考と対面するきっかけをくれることなのかもしれませんね🤔
因みに中学生の時の私が「永遠の途中」を読んだあとの感想は
『人生、2回あったらいいのに』
というものでした(笑)
薫と乃梨子、どちらの生き方も私には羨ましくて
『どっちも経験したい!』と思ったんですね。
今でこそ、キャリアアップと家庭との両立を図る企業も増えましたが
まだまだ難しい、というのが正直にあります。
ただ理想は追いかけてなんぼ、
とも思っていますので、そこに向けた努力はやっていきます✨
唯川さんの本はサクサク読めるのが特徴ですので、
自粛期間が延長になってお時間ある方は、是非手に取ってみてください。
男女愛
夫婦愛
人間愛
姉妹愛
様々な角度からの『愛💑』について考えるきっかけになると思います☺️
鍋島でした。