○ポイント情報
日 時 ：２月２５日
場 所 ： ミクロネシア・サイパン
ポイント ： ラウラウビーチ
天 候 ： 晴れ
風 ： 北東 9ｍ
波 高 ： －ｍ
気 温 ： ２９℃
水 温 ： ２７℃
透明度 ： （↓）３５ｍ
透視度 ： （→）３５ｍ
Ｉ Ｎ ： １４：３４
ＯＵＴ ： １５：３６
潜水時間 ： ６２分
ＭＡＸ ： ？？？ｍ
ＡＶＥ ：１０．３ｍ
【 撮影 マツオダイスケ 】
コメント ：マツオダイスケ
今週は天気にも恵まれ、太陽がサンサンと輝く中で潜ることができました。ただし、風は依然強く吹いております。
時期的なこともあるので、しょうがないのですが…。メイダイブとしては、時折スコールが降る日もあり、貯水タンクにも雨水が貯まって言うことなし！の１週間でした。
さて、今回のポイント情報はラウラウビーチです。そして！今日はかなりの大物に遭遇することができました！
今すぐ書きたいところですが、ここは冷静になって、超大物！と遭遇するまでを振り返ってみたいと思います。
本日はお客様がおいでにならなかったので、ネタ探しとスキルアップのための秘密訓練をしてきました。
エントリーするとやや濁りぎみ…。それほど気になるものではありませんでしたが、沖へ行けばもう少し透明度は良くなると思ったので、深度を浅めにとり沖へ向かって泳いでいきました。
沖に向かえば向かうほど、霧が晴れるかのように、どんどん遠くが見渡せていきます。視界が良好になり、何かいないかな？と額に手を当ててキョロキョロと周りを見渡していました。
その時ですっ！気配を感じ「パッ」と後ろを振り向くと…。たくさんのオヤビッチャ＆サザナミトサカハギ。お前らか！笑
口をパクパクさせて後をついてきてました。餌を持っていないのに、ここまでついてきてくれるとは…。カワイイ奴等です。（なおサイパンで餌付けは禁止されています。）
しばらくすると、何かが潜んでそうなオーラが出ている場所をみつけました。
ワクワクしながら少し深度を下げて、探索開始です！ 捜索してから数分……。何もいません…。赤みをおびた綺麗なイソギンチャクがポツンと１つあったぐらいでした。
物悲しく、なかばヤケになってイソギンチャクをカメラに数枚おさめときました。
ワクワクしていた精神状態が、どうやら「何か潜んでいるオーラ」を生み出していたようです。まあ、よくあることです。笑
気を取り直して、帰り道で何かに遭遇できたらいいなあ～。と軽い気持ちで泳いでいました。
お待たせしました。本日２回目の何かが潜んでそうなオーラ！その時ですっ！！！
「うわっ！どらデカイ！！」思わず地元の方言が出てしまうほどです。
僕の小さい目も最大限に開いてたのは間違いなし！飛び級サイズいやKINGサイズのBIG・BIG・ビ～～～～～ッグなナポレオンっ！！！
もう、無茶苦茶な大きさで、先日お伝えしたグロットのナポレオンよりも遥かに大きいんです！
確かにグロットのナポレオンにも参りましたが、今回は「やばい！何！？この大きさ！」と目の当たりにしている光景を受け入れるのに時間がかかりました。
だって、その大きさときたら僕の体の大きさと遜色ないのですから。
我に返り、キングナポレオンと距離を縮めていきました。１０メートル、９メートルと近づくたびに、体の細かい所まで鮮明に見えてきます。
６・５・・・・３メートルこれだけ近づけたら、大満足です！ひたすら、目に焼き付けるように観察していました。
ベラの仲間がよくする行動なのですが、砂地に一瞬横になって胸ビレの辺りをこすり付ける動作があります。しかし、キングサイズがやると大きな砂埃が立ち、たちまち辺りはモクモクです。
「ナポレオンは、すげえ～なぁ」と見惚れている僕。カメラの存在に気づく僕。「…あっ！」慌てるようにカメラをセットして「良し！撮るぞ！」と準備万端！電池マークは赤色点滅！
「うわー。最悪…。早く撮らねば！」僕の慌しさを感じ取ったのか、ナポレオンは足早に沖へ泳いでいこうとしています。
僕も可能な限り、シャッターを押したのですが、撮ってはすぐ電源が落ちての繰り返しで思うような写真が撮れませんでした。
ここでイソギンチャクの数枚が効いてくるとは…。残念無念です。
今回の画像は、良いものではありませんがこれで勘弁してください。申し訳ないです。
そして、カメラを諦め、恥じらいもなく大きく手を振ってナポレオンとわかれました。「今度はお客様と潜っているときに出てきてね～！」と。
帰りには、かわいい子ガメがご飯を求めていたのか、棚の上を泳いでいました。
しかし、僕の存在に気がつくと「スーパーDASH」で逃げていきました。後ろ姿を見ていると、少しバランスが悪そうに泳いでいます。
よーく見ると、後ろの足が片方ありませんでした。オフィスに帰って姉にその話をすると「きっと、サメに食べられたのでは？」とのことでした。
しかし、今まで僕が見てきたカメの泳ぎの速さとは比較にならなくて、本気泳ぎは無茶苦茶速いです！マッハです！
手と足の回転がとても速く、子ガメだけ早送りで、僕も含めほかの魚たちの動きがコマ送りのようでした。
ひょっとしたら、危ない系のサメがいたのかも・・・。 何はともあれ、秘密訓練もこなし中身の濃いラウラウでした。
最後になりますが、４月以降のご予約も空きがあります。どうぞ楽しいサイパン・ダイビング旅行をご計画ください。
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