広大なパンダ基地、園内を走る電動カートがあるのですが、見所が色々とあるので、今回は覚悟を決めて全部徒歩。 山にあるため、微妙な上り坂が結構つらい・・・ 登り切った山の上には~
パンダタワーと名付けられた不思議な建物。
おなかペコペコだったので、たけのこの里にしか見えない。
見晴らしは、と~っても良かったです。
おなかすいたけど、レストランは入口のところなので、頑張って歩く! けど、途中にあったカフェで休憩~
リャンガオという、四川に多いデザート。
やわらかい葛餅みたいな・・・ゼリーみたいな・・・うまく表現できない。
ここのパンダリャンガオは、
黒蜜をかけると、パンダが浮き出る~
けど、あんまりウマくいかなくて、不細工パンダになっちゃった・・・
その上、味もイマイチ。 重慶の美味しいリャンガオ食べたいよ~
基地の横断歩道にもパンダ発見♪
そしてやっとたどり着いたレストラン。
いたるところに、パンダのぬいぐるみがいてくれるのはアガるんだけど、食べたいものが何もない。。。(T_T) ビールもない。。。 ビールは向かいのカオスな中華の店にあるということで、そこで買ってきて、手羽先で乾杯
おなかいっぱいになったところで、花花リベンジ!
今回は列の長さは短かったのですが、横入りの人や、列の幅が広くなってしまって、45分くらい並んだかなぁ。しかし、遠目で見ていて、動くパンダがいる! やった~~~
と、思ったら、こちらは花花ちゃんの双子の弟の「和葉」フーイエくんでした・・・
フーイエも5分の間に寝たよ・・・・
花花ちゃんはどこか探したら・・・
やっぱり寝てた・・・
上が弟で、下が姉。
私も寝るの大好きだから、愚痴も言いづらいけどさ・・・
リベンジ失敗。
それでも7時間近く滞在して、タクシーで西南お茶市場へ。 30元。
路面店のお茶屋さんが並んでいる感じで、お茶屋さんと、何故かミシン屋さんもいっぱい。 初めてのお茶市場、どこのお店に入るかというのが、難しいのよね~ 目的は四川省のお茶! で、何軒かあったけど、たばこ吸ってるお店の人は却下で、キレイめなお店に突入~
緑茶は新茶があるとの事で、蒙頂甘露と竹葉青を試飲させてもらいました。
竹葉青って、確かお茶の名前が会社名になっていて、峨眉山でこの会社が作っているお茶だけが名乗れるんだったと思うんですよね。 ちなみにこちらで売ってたお茶の名前は「竹可心」 そして値段もなかなかです。1斤で1180元。手作りのものは、1斤5300元だって~~~~ 試飲させてくれそうになったのを、お断りしちゃったよ。笑
龍井のような豆の感じはありませんが、竹林にいるような爽やかな風の感じで、春のパワーがもらえます。
そして大好きな四川省の紅茶。川紅。
これは去年のお茶ですが、変わらず、華やかでちょっとスパイスっぽい感じもして、美味しかった~
竹可心 52g 118元と198元
四川紅茶 125g 138元
と、写真に無いけど、ちょっとお高めな四川紅茶が120g288元
全部無料で上海まで配送~
荷物が増えなくて便利です。
そして夕飯は、成都に来たらとりあえず行かねば!の、陳麻婆豆腐。
昔来たときは食堂みたいな感じだったのに、こんな素敵なお店で、綺麗なお姉さんが受付に立ってるようなお店になっておりました。 まぁ、いまや中国だけでなく、世界にチェーン店ありますもんね。
ミシュランも取っております。
まずは、前菜に
・蒜泥白肉 42元
ほどよい脂身のある豚肉薄切りは、ホカホカ切りたて。
下には、キュウリとネギ。
甘めの醤油ダレに、どっちゃりのすりおろしニンニク。
これぞ食べたかった味!
そして来ました、陳麻婆豆腐はこの量で22元!
辛さよりも花山椒の麻がめちゃくちゃ主張する麻婆豆腐。
花山椒が、細かくなっていて、どうしても一緒に食べちゃうので、久しぶりにきた口の周りが痛くなる感覚。笑 で、ここの麻婆豆腐は豚肉でなく、牛のミンチが使われててコクがあるのかな。
あと1品、タケノコと青唐辛子の和え物 26元
珍しく写真トリワスレタ・・・
オリーブの葉の漬物で和えてあって、箸休めに良い感じ。
最後に担々麺 6元
汁無しの小碗に入った、成都の担々麺。
よーく混ぜ混ぜしていただきます。
これは麻辣味が足りなくて、ちょっと期待外れ。
最後の最後に、杏仁豆腐 6元
大陸ではあまり見かけないこのデザート。
まさかこのお店にあるとは。
かなり量も多くて6元というのも太っ腹。
杏仁の味もしっかりで、美味しかったです。
食べ終わって、やはりホンモノの竹葉青が欲しかったので、近くの専売店へ。
そこの道が、大きな四川料理のレストランが並んでいて、町並みがめちゃ楽しい~~
お店、発見~
さすが、めちゃくちゃ綺麗なお店に、素敵な産地の動画が大きなスクリーンで流されてて、ブランド化が成功したのね~というような感じ。
竹葉青は3ランクにわかれていて、一番上が
・特級(論道)60g 1280元
・特級(静心)120g 990元
と、めちゃくちゃ高い!!!!!
買えたのは、45g 108元
昼間のお茶と合わせて、お茶だけで約1000元・・・
ほんと、中国茶高くなっちゃって、今後も上がり続けるのか、不安です。
旅行5日目は、パンダ好きの聖地、
成都市内にある「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」へ行って参りました。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地 (panda.org.cn)
こちら約200頭のパンダちゃんが暮らす場所。
これだけのパンダちゃん見ても、みんなお顔はそれぞれですね。
最近では、和歌山の永明がここに戻ったとの事で話題になりました(残念ながら今回は会えず)
アクセスとしては、地下鉄3号線の「熊猫大道」駅から直通バスで15分くらい。
バスは15分おきに出ておりますが、乗る場合はDの出口を出たところから乗るのがオススメ。 Dが始発で、A出口の所に回るので、Dで満員になっちゃうとAで待ってた人は全然乗れないという事態。
あとこの日は7時30分のオープンでしたが、バスは8時が始発なのでバスに合せて行っちゃったのだけど、8時だと既に混んでいるため、市の中心部からあんまり離れていないので、タクシーで7時30分に行ってしまうのも手だなぁと思いました。
バスは15分ほどで到着~
入場料55元。
事前に美団でも購入できるようでしたが、我らはチケット売り場でパスポート提示して購入。
入場してとりあえずのトイレ。 園内、トイレが少ないので、見つけたら行っておいたほうが良いかと。 中国には珍しく、温水便座つきの洋式トイレ!
自動販売機も、パンダ印のお水で、テンションあがる~
園内を有料で乗り降り自由な電動カートで回る事もできるのですが、かなりの行列だし、見所は手前の部分に固まっているので、歩くの嫌いな私ですが、今日は徒歩オンリーで頑張りました。
お部屋の中にいる子もいれば、外のエリアで自由に遊んでいる子もいて、自由な感じ。
それぞれのエリアの前には、日本語もある説明ボードもあって、わかりやすいです。
それにしても、中国人はいつからこんなにパンダ好きになったんだろう???
昔は動物園に行っても、パンダの前にはあまり人はいなくて、ゾウとかキリンとかが人気だったのに、今日も平日なのに、パンダがいる場所は常にこんな状況。
パンダは人がいても我関せずで、ご飯タイム。
ご存知の通り、パンダは99パーセント笹を食べていて、1日に15~20キロ食べるとの事。
残りの1%は栄養分を混ぜ混ぜしたパンダ専用のお団子やら、リンゴを召し上がるらしいです。
食っちゃ寝の生活で、みんなにカワイイ、カワイイ言われて、ほんとに羨ましい生き物です。
ここから、パンダだらけの写真が続きます。笑
結局7時間くらい基地の中にいて、出会ったパンダは38頭。
写真500枚以上撮ったもの・・・
ほぼ、コマ送りみたいな写真もありますが、この白黒にイヤされてくださいませ。
気づいた方も多いかもしれませんが、中国のパンダといえば昔は結構汚れてて、白の部分が茶色になっちゃって、パンダなのかよくわからない子も多かったのですが、こちらのパンダ、みんなキレイです。笑
そして今日絶対会いたかった、中国で今、大人気のアイドルパンダ 通称「花花ちゃん」の場所へ。
流石のアイドル、行列ができていて、1時間待ちとの事。
人間の性で、内側の列にいれば最前列で見れるのではないかしら?との事で外側の列のがかなり速く進んで、実際並んだのは30分くらいかな。 花花ちゃんの見学ですが、上野の双子パンダと同じ様な感じで、100人弱の塊が5分交代で見学するので、内側にいるべきではなく、グループの切れ目の前方にいられる事のが重要です。
前の方が陣取れたら、ダッシュでいいポジションを取る!
しかし、運動嫌いな花花ちゃん、30分待って見られたのは・・・
たれぱんだ状態の寝姿だけでした。
5分の間に、2回くらい首が動いたかな。。。
別のサイドから、横顔だけキャッチ。
ちなみにこの子が何故こんなに人気が出てるのかというと、おむすびみたいな姿が愛らしいからとの事。
ネットからもらってきた画像はこちら。
生まれつき足が悪いらしく、運動が苦手。
で、ぽっちゃりめで、首もなくなり、おむすびになっちゃったようです。
気を取り直して、お次は子パンダエリアへ。
2021年7月生まれの子達は、遊び盛り! めちゃ動く~~~
ここに15分以上いたと思うけど、全然飽きずに1日でも見ていられそうなくらい、活発で楽しかった~
大人のパンダちゃんは寝てる子も多し。
ゴロゴロして、気持ち良く眠れる位置を探してる感じが、自分に重なる・・・
他のお客さんが置いていたぬいぐるみを、インさせてみた。笑
パンダさん、笹を食べるとき、手足を使って上手に食べます。
親指の下に出っ張りがあって、指と出っ張りで挟んでるようです。
こちら、違うエリアの子パンダたち。
これまた色々と動いてくれて楽しい~
だるまさんが~ころんだ!
ぼく、動いてないよ~
二人で仲良くお昼寝。
ボク、起きようかな~
と、思ったけどやっぱ寝るか。
んじゃ、私、起きようかしら。
と思ったけど、やっぱり寝る~~~~~~
まだ続くのですが、写真が多くなったので、②へつづく・・・
西安での最後の朝食。
名物の3種盛り。
3泊お世話になったシェラトンホテル。
地下鉄からすぐで場所は良かったけど、空調が効かなくて、クレームして大きい部屋にしてもらったり。
全館空調だから、冷房にできないと言われたけど、廊下やレストランは、めっちゃ涼しいという矛盾。全館じゃないじゃ~ん。 荷物を預けて、午前中は城壁散歩。 城壁までもチャリで。
西安でも成都でも、ハローのチャリ、結構活用しました。
杭州で乗ったときは、上海で乗り放題の登録してるのに1回分の利用料取られたけど、西安と成都は、乗り放題でいけました。
西安の街を囲む、14キロの城壁。現存する城壁は唐の長安を基礎にして、1370年から1378年にかけてレンガを積み重ねて作られたものです。
入場料 54元。結構高いのね。
北門の、安遠門から入りました。
城壁の規模は、長さ東面2,590m、西面2,631m、南面3,441m、北面3,244mで、高さは12mと書かれていたけど、もっと高く感じます。
北門は、あんまり人がいなくて、気持ち良い~
それにしても、果てしない・・・
中国は規模がすごいけど、ここまでにやらないと、守れなかったのかねぇ。
そして、速攻、チャリレンタル♪
石畳を走れるように、タイヤがかなりしっかりしてます。
3時間45元。 デポジット100元だったかな??
借りれる場所が城壁でも何カ所かしかないので、歩いてる人に、「自転車はどこで借りたの??」と、聞かれまくります。でも、大体が、行くのにも戻るのにも遠い場所なんだよね~ がんばれ~
綺麗なマンションと城壁。 昔と現在が混在する街っぽいです。
そして城壁は、ばえ~スポットなんでしょうね~
結婚用の写真を撮ってるカップル、何組みたことか。
平日でこれなら、休日はすごいんだろうなぁ。
カメラマンは、大変!
角は、両方の城壁が見渡せて、更に気持ちよさ倍増。
城壁のトイレで見た標語。
なんかうまく訳せないけど、
「トイレ革命は小さな一歩だが、西安文明の大きな一歩である」
深いねぇ~
トイレきれいでしたよ。
ちょうど半分の南門まで来て、タイムアップ~
ホテル戻って、荷物ピックアップして、地下鉄で西安北駅へ。
なんか毎日のように、西安北駅に来てる気がする、鉄道旅。
今回、鉄道いっぱい乗ってますが、最後の新幹線。
約3時間半で、成都まで。
窓の外は、菜の花畑がキレイ~
成都のホテルは、マリオットホテル。
お風呂がオープンな感じの部屋、こういうの西の人は好きなのかしら??
西安も、こんな感じでした。
ドアも引き戸で閉まるけど、なんか落ち着かないです。
今回ラウンジが使えるので、夕食前にちょっと一杯。
毎日、白酒とビールだったので、スパークリングがめちゃ美味しい~
チーズも美味しい~
夕食前と思ったけど、このチーズを食べた私は、1時間後、勝者になるのであった・・・
で、チャリで夕ご飯へ。
大衆で調べた、こちらのお店。
予約してないので、行って、番号札をもらって待つこと20分位で席へ。
やはりここでも、ビールと白酒。
こちらのお店、サービスに気を遣っているようで、
30分以内にお料理が来なかったら無料にします、の砂時計。
30分はちょっと自分に甘くないか??と思うけど。笑
・蒜泥白肉 39.9元
かなり今風にアレンジされた、蒜泥白肉。
辛くないので、安心してたんだけど・・・
・招牌青椒魚 69.9元
唐辛子も藤椒もそんなに多くないように思えるのですが、かなりお料理のポーションが大きく、ゆっくり食べてると、どんどん麻辣エキスがしみ出して、流石成都!という味になってきます。
・招牌辣子鶏 79.9元
これは見た目にも唐辛子が沢山で、本場の辛さ!
でも、宣伝に出てた、この器で出てきて欲しかったなぁ~
どちらもお料理、大きいのです。
本場の辛さに、旦那は途中リタイアで離席・・・
私は、ちょっと前に食べたチーズのお陰で胃に粘膜ができてたのか、美味しくいただきましたよ~
辛いのを気にしてくれたお店の女の子が、
大根のスープをサービスしてくれました。
ほっとする味と、優しい気遣いが嬉しい夜でした。
さぁ、明日はパンダだよ~~~~
その①のつづき・・・
新幹線までの時間つぶし、まずは地元のスーパーに連れて行ってもらいました。
多分、地元では大きなスーパーなんだと思います・・・
が、野菜も新鮮じゃないし、暗くて、25年前くらいの上海のスーパーのイメージ。
粉も量り売り。
ワーワーは何故か全部逆さま。
すぐ見終わってしまったし、大して面白くなかったので、今度は市場へ。
きっと運ちゃんは、変な日本人だなぁと思っていたに違いない。
スーパーより100倍面白かった地元の市場。
色々な屋台も並ぶ中、おでん屋さんも!
西安っぽく、涼皮のお店も。美味しそう~
唐辛子やさんは、その場で機械で粉末にしてくれます。
食器も、なんだか時代スリップしたみたいに、レトロ~
懐かしい、ポンポン菓子??
粽は、笹の葉で三角に包むタイプのようです。
市場を十分堪能して、駅まで送ってもらって、ツアー終了。
新幹線を待つ間、いっぱい歩いたので、マッサージ機。
最近の中国、大きな駅や空港、置いてあるところ多いですね~
20分で16.8元のコース。
最近、日本のマッサージ器の事情はわかりませんが、コロナ前はよく電気屋さんのマッサージ器で時間潰させていただく事も多かったんだけど、これ、今までで一番気持ち良かった~~~ 背中からのローラーが腰の下を通り越し、お尻も通り越して、太ももあたりまでローリングしてくれるの。 思わずメーカー調べちゃったよ。笑 欲しい~
西安まで戻って、大雁塔の前でやっている噴水のショーを見に。
到着したのが20時30分。 開始まで30分。
ディズニーランドで何時間も地蔵してる経験からしたら、30分なんて待ってるうちにはいらないよね~と、一番前の位置も取れたので、そのまま待つ事に。
ショーの前も、めっちゃ幻想的。
1996年に来た時は、ホコリっぽくて、灰色の街だったのに、美しい街になったね~
ショー開始~
一番前!って喜んでたけど、噴水ショーって、風向きによってはかなり水が飛んできて、夜なのに帽子必須でしたよ。
10分弱のショーでしたが、ダイナミックで中国っぽかったです。
桃と月のステキな夜でした。
お昼ご飯が遅かったので、9時過ぎの晩ご飯は、こちら。
その名も「天下第一面」
お店も昔ながらで良い感じ。
うだうだと、お酒タイム。
おつまみは、一応名物料理で。
・老陜小拌菜 28元
・老陜葫芦鶏 88元
1日目の夜のように、骨までは食べれなかったけど、美味しかったです。
首つきなのは、怖いけど。笑
シメはもちろん、麺ですね。
西府臊子面 17元
もっと赤いのかと思ったら、意外と普通の色でした。
辛くて、酸っぱい味のスープで、具は色々なものがみじん切りになって入ってます。
まぁ、普通にいただける感じの麺かな。笑
長い1日が終わって、明日は成都へ移動で~す。
本日は、この旅行のメインイベントの1つ。
麦積山の石窟を観光してきました。
麦積山石窟は、敦煌の莫高窟、大同の雲崗石窟、洛陽の龍門石窟とともに中国四大石窟に数えられると知ったのは、何度かご紹介してる加古さんの本。 まずは西安北駅から高鉄に乗って1時間半の所にある、天水南駅へ。
ここから公共のバスで行く事もできるようですが、今回は失敗する事は許されないので、車をチャーター。 1100元也。西安の日本語でやり取りできる旅行会社に頼んでるので、お高めだと思います。。。道路はかなり工事中の所が多く、久しぶりに、田舎に来た~~~という感じ。 車で1時間弱で、駐車場に到着。
麦積山は、2014年に「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」の一部として、世界文化遺産に登録されています。
こちらでチケットを購入。1人80元。
そして、16人乗りかな?電動バスに乗って入口まで。 バスが往復で15元。
上のボード、820メートルで到着みたいに書いてありますが、絶対、距離もっとあるし、坂道だし、バス降りてからも結構自力で歩かないといけないので、バスに乗ることをオススメします。
今日はめっちゃ良い天気~
3月末だけど、標高が高いからか、まだこちらは梅の花が綺麗で良い香り♪
馬で送るよ~~~~~~って言うのも、中国の観光地にまだ残ってたんですね。 50元だって。
そこから数百㍍で全貌が見える場所に到着。
なんだか模型みたいに見えますが、真ん中のあたりに15メートルほどの仏様がいらっしゃるのが見えます。 既に来て良かった~~と思った瞬間。
入口の方に進んで行くと、紹介のボードがズラっと並んでいて、日本語の解説もありました。大事そうな所だけピックアップ。
☆麦積山は麦積崖ともいい、その姿は「農家の積麦のように見えること」から名付けられた。麦積山の山の高さは142㍍で、記載された史料によるとこの石窟は十六国の後秦(384~417年)に彫られた。現存される窟龕は211。泥塑・石彫塑像は7000体余り。壁画は1000㎡余り。(龕:ずし・がん。龕とは仏像を安置するために掘られた洞穴のことです)
そのボードのエリアを越え、入口に進む途中に、今度はガイドさんの受付所が。 イヤホンガイドはやってなくて、有料の石窟のガイドならしてくれるとの事。 敦煌の莫高窟にもあったけど、ここにも有料あったか・・・
133窟・135窟・127窟 1人180元
43窟・62窟・121窟・123窟・142窟 1人160元
44窟・74窟・76窟・78窟・102窟・115窟・155窟 1人100元
あと、窟によっては、1日の制限人数なども決まっておりました。
高い・・・が、ここまで来たので、いくつか見てみたいと、また説明ボードまで戻って、どれにするか吟味。
すぐ決まったのは、44窟。
「東方のモナリザ」という言葉に惹かれました♪
もう1つはどこにしようか~と、受付のお姉さんに相談して、日本人は133窟を見る人が多いとのアドバイスで、133窟に決定。
ちなみに、有料の窟を見る場合、ここで決めてお金を支払わないと見れません。 私達が133窟に入る時に、中国人の観光客が、「見たい~~お金は払う~」って騒いでましたが、お姉さんはガンとして受け入れてくれなかったです。
そしてやっと入口ゲートを入って、最初の階段へ。
石窟の地図。
中は一方通行で、西側と東側のエリアに分かれてます。
見られない場所、階段のない所もあるので、全部は見れません。
我々は、有料石窟のガイドのお姉さんは、有料の所だけでなく、途中の無料の石窟もどんどんとガイドしてくれるので、中国語の単語は難しくてわからない事は多かったですが、頼んでよかったと思います。
写真はダメみたいな表示もありましたが、お姉さんは、外の石窟は撮ってもいいわよ~ 金網があるので、携帯を金網にくっつけると上手に撮れると説明までしてくれました♪
あんまり歴史的な事に興味がないのですが、やさしい仏様のお顔には癒やされます。 それを1500年以上前に、どうやってこんな崖に作れたのか、ほんとに不思議です。
下からでも見えた、13窟の3体の仏様。
随の時代(581年~618年)に作られ、
真ん中の本尊は、15.7㍍。
麦積山の最大の造像です。
当初、この仏様は、楼閣で守られていましたが、年月が経って楼閣が崩壊して、仏様は外に露出してしまってます。 壁面にある多くの大小の穴は、楼閣の梁がさされてました。
お隣は、9窟
ずらっと並ぶ7つの窟に 合計19身の造像。
7身の仏様、10身の菩薩様、2身の弟子。
それぞれ表情も服装も違うし、壁画も色々あり、見応えがあります。
こちらの窟は、天井の右上に鮮やかな色彩の、「共命鳥」が描かれていて、身体は鳥、頭は双頭の子供で、面影は満月のようでかわいい感じです。
ここの上には、数え切れない仏様の頭。ちょっと怖い。
仏像に気を取られてますが、移動はかなりスリリング。笑
高所恐怖症の方は結構怖いかも。
階段はアミアミなので、景色が透けております。
歴史的な物を見ながら、アトラクションに乗ってる気分も味わえる。 なんてお得な場所なんでしょう。
麦積山石窟で見学する事ができる一番高いところ。
左右には、「阿吽」の像。
阿吽の像は中国語では何て言うのか、お姉さんに何度か教えてもらったのだけど、「ハ・フン」って言われたような・・・ 調べます。
ここに並ぶ窟の仏様も、ステキでした。
こんな細い通路を通って、西側エリアへ。
高い場所なので、景色も絶景です。
今の時期は、まだ木が枯れ木な感じで寂しいですが、冬は雪景色が綺麗なんですよ~と。 滑りそうで怖いじゃん。
上まで来たので、今度は下りの階段。
で、その先は、有料の133窟。
鍵で鉄門を開けてくれます。
有料の石窟は、残念ながら撮影禁止・・・
133窟は、現存する像が最も多く、塑像が27体、窟壁や龕内の彫像は、如来、千仏、菩薩、弟子、飛天、供養者などその数は千を超えるので、万菩薩堂と呼ばれています。
一番感動したのは、入ってすぐの所に立っている、釈迦如来立像 宋代(960-1279)
お釈迦様が、弟子にかざす手や指が、子を思う親の思いを優美に表現していると言われています。 そのまなざしがとても優しいのですが、ビックリなのが蛍光灯の光の下だと目を閉じているだけのお釈迦様が、蛍光灯を消して、外の光が当たるようにすると、目が青く開いて見えて、その美しさに感動。 何度もやってもらっちゃいました。笑
これが造られている時はもちろん蛍光灯の光は無いわけで、作り手としては、きっと青く光る、優しい面影で慈しむ仏様を造りたかったのだと思われます。本当に癒やされます。
他にも見所沢山で、133窟だけで30分以上いたと思います。
ガイドさんも若いお姉さんだったけど、ずっと説明してくれて、高かったけど、見て良かった~~~~~~と思いました。
他にもいっぱい写真撮ってますが、長くなったので、最後に印象的だったやつを。
力士 だそうな。
下まで降りてきて、崖と階段を見ると、コワっ。
すごいところを歩いてたなぁ~
入口のところにあった、お土産屋さんから。
行くのも観光も大変でしたが、中国の観光地の中でも、かなり心に残る1つになりました。
で、おなかペコペコで、遅めのお昼ご飯は、運ちゃんに連れて行ってもらった、地元の農家楽。
ビールはもちろん常温~
地元の名前がついている、天水雑【火会】55元
一番気に入ったのは、こちら。
花椒芽 35元
その名の通り、花椒の芽。
気に入りすぎて、後にタオバオで購入する事になるのだが・・・笑
ご主人に作り方を聞いたら、唐辛子とニンニクを入れた油で、油通しをしただけだと。
味付けは、トリガラスープの素と塩のみ。
花椒の香りがフワっとして、やわらかい葉は、食べても食べても食べ飽きない。
できる事なら、もう1皿食べたかったよ。
お腹満たされ、あとは西安に戻る新幹線の時間まで、街の散策で~す。
その2へ続く・・・