評価5
再読(前回2020年2月8日)。
鏑矢義平と木樽優紀は大阪の私立恵美須高校の1年生で幼馴染。鏑矢は中学時代からボクシングを始め、インターハイ予選で優勝して「高校八冠も狙える」と言われるほどの実力だったが、インターハイはベスト16止まりで終わってしまう。優紀は特進クラスの上位5人に入る特待生だったが、同級生の女子と一緒にいた時に因縁をつけられて抵抗できなかったことが口惜しくてならずボクシング部に入部して練習に励む日々を送る。
自由奔放に生きる天才肌の鏑矢と密かに力をつけつつある優紀、この先の二人の動きから目が離せない。ボクシングの魅力と二人の友情が詰まった躍動する青春小説!実に清々しい!