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ギリシア人の物語3(都市国家ギリシアの終焉)ー塩野七生

2024年08月13日 | 読書


評価4

紀元前404年にペロポネソス戦役が終結した後の都市国家(ポリス)群の覇権はアテネからスパルタへと移り、前371年のレウクトラの会戦でテーベがスパルタを破ったことによりテーベの覇権時代が始まったのだったが、テーベがスパルタ・アテネと戦ったマンティネア会戦(前362年)はギリシア都市国家間の同士討ちの様相を呈し、ついにギリシアは「そして誰もいなくなっやた」状況に陥ってしまう。

ここで登場して来るのが紀元前359年にフィリッポスが王位に就いたマケドニア。前352年にはフィリッポスは軍事改革を断行し南進を開始、カイロネアの会戦(前338年)でついにギリシア都市国家連合を撃破し、マケドニア中心の連邦を構築しペルシア王国への進攻とその征服を目標に掲げるのであった。

しかし、そのフィリッポスも前336年に暗殺され、20歳のアレクサンドロス(後のアレキサンダー大王)が王位に就いて新時代へ突入!!!

ぐだぐだと続いたギリシア内の争いもついに躍動感溢れるドラマに突入か!?
最終巻に期待!!!

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