盛岡一高１１－１５盛岡中央【春季地区敗者代表決定戦】

＜八幡平球場＞
盛岡一高 102 002 600 = 11
盛岡中央 402 005 04x = 15

切り込み隊長の１番畠山瑞輝

盛岡一高バッテリー：菊池（1回）松山（2回～6回）三浦（6回～）ー千葉

＜盛岡一高メンバー＞　13安打、6四死球、0盗塁、6三振、0失策
１．⑥畠山瑞輝（3年城西）6-3・3打点
２．⑧佐藤（3年大宮）5-3・2打点（内、本塁打で1打点）
３．⑦金野（3年大宮）3-0
４．②千葉（3年松園）4-2・1打点
５．③中村（3年下小路）3-0、③菅（3年浄法寺）2-1
６．⑤太田（3年城西）2-0、代⑤笹木（2年黒石野）2-0
７．⑨高橋（２年紫波一）5-2・1打点
８．①菊池（2年岩大附）0-0、 ①松山（2年河南）2-0、①三浦（２年河南）1-0・1打点
　　代：安齋（２年土淵）1-0
９．④畠山龍（3年岩大附属）3-2・1打点

昨秋の県大会１回戦で打ち合いを演じた（盛岡中央8-7盛岡一高）両チームによる県大会への最後の切符をかけた戦いはまたもや常にリードする盛岡中央を盛岡一高が追いかける展開となり、７回に盛岡一高が11-11の同点に追いついたものの盛岡中央が終盤突き放し、盛岡一高は再び苦杯を舐め県大会への道を閉ざされた。

打撃戦の口火を切ったのは盛岡一高２番佐藤。佐藤がレフト頭上へ放った打球は強風にも乗ってレフトスタンドへ突き刺さり盛岡一高が先制。その裏、盛岡中央はすかさず反撃、3四死球、2バッテリーエラーに2安打をからめて一挙4点を奪い試合をひっくり返す。その後、毎回安打を放ち、3回、6回に２点ずつ加えた盛岡一高に対して、盛岡中央も3回2点、６回には５安打集中で5点を挙げてコールド圏内へと迫る。

得点の直後の失点でなかなか追いつけないばかりか点差が開いてしまった盛岡一高だったが、ベンチの「点取ればいいんだ！まだまだ！」の気合十分の掛け声に呼応したかのように７回怒涛の攻めを開始！３番金野四球、４番千葉レフト前安打、５番菅センター前安打と続き一死のあと７番高橋のライト前タイムリーで１点、８番三浦の犠牲フライで１点を返し11-7と４点差。なお、９番畠山龍、１番畠山瑞、２番佐藤の３連続長打で、ついに11-11の同点に追いついた！今日の試合の安打数の半分近くをこの回に集めた盛岡一高が誇る集中力に試合の行方はわからなくなった。

押せ押せムードの中、盛岡一高３番手三浦は、７回盛岡中央打線を三者凡退に退け攻撃にリズムをもたらすかに見えたが、盛岡一高打線は８回９回とも無得点に終わってしまい、逆に盛岡中央に８回４得点を奪われて県大会出場を逃した。

常に盛岡中央にリードを許しながら食い下がり７回に追いついた粘りは見事！盛岡一高得意の集中力も発揮できた！夏までの課題はピッチャーを含めた守りの整備ではないでしょうか？上位打線と下位打線との段差も気にはなりますが、失点を食い止める技術面と精神面を鍛えに鍛えて夏を迎えて欲しいと思います。

これからも、今まで以上に母校を応援して行きます！
夏に花開け！盛岡一高硬式野球部！

一球一魂！