評価4
再読(前回2019年8月22日)。
主人公の杉村三郎は大企業・今多コンツェルンの社内報副編集長で、会長の外腹の娘・菜穂子を妻に持つ社内では微妙な立場に置かれている男性。この三郎が編集長の園田瑛子と取材先に向かっていたバスが暮木という老人によってバスジャックされてしまった。乗客6人に向かって暮木は慰謝料を支払うことを約束し、指名する3人を連れてくることを警察側に要求するが、警察の突入によって乗客が救出されると同時に暮木は死亡。その後、慰謝料と思われる金が宅配便で各々に届けられたことに驚いた三郎は真相の究明に乗り出す!
編集長・園田の犯人に対する異様な怯えの原因を追究するうちに「マルチ商法」や「架空投資詐欺」に絡む人間の姿が見えて来た杉村だったが、ここに旧知の探偵に関わる事件も絡んできて、真相究明の行方は闇の中へ・・・
さてさて、先を急いで下巻へ突入!
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