評価5
再読(前回2020年1月23日)。
堂々、文庫本にもかかわらず854頁の長編!
もちろん私の本棚で一番厚い文庫本。
手首の痛みが心配になったが大丈夫だったのが幸い(笑)。
20年前の質店店主殺し事件にかかわる被害者側と関係者の男女の子ども二人が誰にも言えない秘密を抱えたまま成長、男は女の影になりなりがら人知れぬ犯罪を重ねて行く。女は資金源となる相手を物色し、その毒牙にかけのし上がって行く。じわりじわりと二人の犯罪性を匂わしながら進行してゆく多くの人々を巻き込んだドラマが読者を離さない。「いつ誰がこの秘密をあばいてくれるんだろう?」との思いが先へ先へと急いで一気読み!
いや~しかし唐沢雪穂悪い女だ。
ちょっと最後の方があっさりしすぎの感はあるが、雪穂はまだ安泰。
続編を読んでみたい気がする・・・
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