評価2
再読(前回2017年8月6日)。
「白ゆき」という人気の洗顔石鹸を製造している化粧品メーカーのOL三木典子が殺された。この事件はネット上で話題となり、犯人は同僚の城野美姫ではないかと噂され、週刊誌でもそれを匂わす記事が掲載されてしまう。美姫は行方をくらましたまま、週刊誌記者の赤星が美姫の地元や同級生・同僚を取材して回るとと美姫が犯人であることを立証するような思い出話や噂話が次から次と・・・ネット社会に翻弄される人々の姿を多角的にとらえた作品。
巻末に90頁にも渡るネット上に溢れたコメントや週刊誌・新聞記事が掲載されていてなかなかの臨場感。で、は、あるが、事件内容のサスペンス度が希薄過ぎる。まるで、映画用の小説風味なので低評価にせざるを得ない。
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