評価5
再読(前回2022年10月22日)。
①海
②風薫るウィーンの旅六日間
③バタフライ和文タイプ事務所
④銀色のかぎ針
⑤缶入りドロップ
⑥ひよこトラック
⑦ガイド
何度読んでも小川洋子の作品は飽きないし面白い。
海の「鳴鱗琴」、バタフライ和文タイプ事務所の「活字管理人」、ガイドの「題名屋」など登場する楽器や職業がとてもユニークで独特だ。で、官能小説が苦手だという小川さんがそれに挑戦したバタフライ和文タイプ事務所に登場する淫靡な文字の数々と表現には笑ってしまった。
私のイチオシは風薫るウィーンの旅六日間。
昔の恋人を訪ねてはるかウィーンまでやってきた琴子小母さんの可愛げな行動とウィーンの美しい町並みがマッチした物語に引き込まれる。オチも効いている。
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