評価5
再読(前回2017年7月17日)。
どうにか両親の職場訪問を無事にやり過ごしたと思った郁だったが、どうやら父には図書特殊部隊の隊員であることが悟られてしまったようなのだった。その後、図書館内部の行政派と原則派による内部抗争が勃発し、隊員の小牧や郁も苛烈な査問を受けることとなり、堂上や手塚、柴崎も事件に巻き込まれてしまう。そんな中、敵対関係となった行政派の手塚の兄・慧から「憧れの王子様が堂上だ」と聞かされた郁は懊悩するのだった。
郁と堂上の行く末は如何に?
次巻に続く!
じっくり読むと、売れれば何でも良いマスコミや都合が悪いことは検閲で闇に葬ろうとする行政側の姿が現在の状況にだぶって見える。この本が刊行されたのが2006年なので20年近くも何も変わっていないことに愕然としてしまう私です。
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