評価4
第一夜 昭和俠盗伝
第二夜 日輪の死客
第三夜 惜別の譜
第四夜 王妃のワルツ
第五夜 尾張町暮色
これまでの3巻と違って、第二次世界大戦前の軍部が暗躍した頃の話が中心。特に第二夜「日輪の死客」と第三夜「惜別の譜」は1935年8月12日の相沢事件の犯人・相澤三郎中佐が主人公。翌年の2.26事件へともつながる永田鉄山を殺害した事件なのだが、まことに興味深い。小生はこういう話を読みたかったのだ!
3巻までのレビューで「泣けた」「涙が止まらなかった」との感想を読んだが、大正時代の話にどうすればそんなに感情移入できるのか?正直言って小生には理解不能なのであった。
と、いうことで、
「天切り松闇がたり」読むんだったらこの第四巻がお薦め!
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