落ち着いて、計算問題に取り組もう!
ということをお話しいたします。
受験生の皆さんは、テストの時に、落ち着いて解けるよう、
幸いです。
また、5年生以下の生徒さんは、
今一度振り返り、
計算問題は、
次の6つにわけることができると思います。
あくまでも、これは勝手に私が分類しただけですが。
① +・-・×・÷の四則混合問題
② 分数・小数が混ざった問題
③ 長い式の計算
④ 長い式の逆算
⑤ 工夫する計算
⑥ 単位変換を含む計算
計算問題は、入試問題でも、大問【1】で大概聞かれる問題です。
学校側はなぜそのような問題を出題するのか。
もちろん、中には「計算」
例えば、武蔵などがあげられます。
ただ、武蔵中学校でも「計算」という枠組みでは出題しなくても、
ややこしい計算をさせて計算力をみています。
学校側は、計算力と同時に集中力や粘りつやさをみています。
緻密な計算ができるのか、集中力を高めて、
ややこしい計算でも粘り強く解ききる力をもっているのか。
今日は、
計算問題で一番ひっかかりやすいのは、
① 整数どうしの計算
② 分数・小数が出てきたときの、約分、
③ 字の見間違い
④ 単位変換
などなど。
では、ミスを失くすにはどうしたらいいのか。
まず
① 整数どうしの計算
について。
整数どうしの計算では、計算力に自信がある生徒さんほど、
なぜなら、
公文やそろばんを習っていて鍛えていたから!
うっかりミスやケアレスミスをしては、元もこうもないですね。
例えば、間違えやすいのが、
16×5 15×6
14×3 13×4
など。
簡単だから!と頭の中でやってしまいます。
その暗算力が正確であればいいと思います。
ただ、慌てていたり、他のことにとらわれていると、
必ず、ノートに簡単でいいので、筆算を書いてください。
どっちに繰り上がるか、どこに繰り上がるかが見えてきます。
14×3であれば、まず、3×4をして12 12の「1」が3×1の3に繰り上がるので4となり、
答えは、42ですよね。
これを52としてしまいがちです。
52となるのは、13×4ですよね。
② 分数・小数が出てきたときの、約分、
こちらの対策も、そうですが、ノートの余白、テスト用紙の余白に
しっかり書くようにしましょう。
3で分母・分子を割っているのに、分母と分子のどちらかが、
倍分するときに、何をかけていたのかが、
こちらの攻略として、あくまでも個人的な経験からの提案ですが、
声に出してはいけないですが、
「2かけて」とか、「3でわって」などなど。
意識して、分数・小数の計算をするということです。
③ 字の見間違い
こちらのミスは、どの教科にも当てはまるかもしれませんが、
きれいに、見やすく書くということは、必須条件かもしれません。
自分の字を見間違えて、失点してしまうというのは、
気持ちを落ち着かせるためにも、「きれいに」
よくあるミスは、「1」「7」「9」の見間違いや、「5」と「
上げられます。独特の字を書く生徒さんもいらっしゃいますが、
見間違わなければいいのです。
慌てず、落ち着いて「書く」という心構えがあれば、
④ 単位変換
こちらは、単位換算を頭に入れておく必要があります。
面積、重さ、体積、速さの単位変換、時間の単位変換
この5つはしっかりと正確に頭にいれておきましょう。
「0」をいくつ、つけるのか、それとも消すのか。
時間を分に直すときは、60かけるのか、60でわるのか。
「単位変換を頭に入れる」と先程、書きましたが、
なぜそうなるかをきちんと説明してもらって、
それを納得したうえで、暗記するようにしてください。
常に、丸暗記はよくないです。
忘れたら全く使い物になりません。
「理屈」を覚えるようにしていただけるといいかなと思います。