日暦算とは
元号や西暦のカレンダーの算数
日暦算とは、
たとえばこのような問題。
例題
2015年の5月20日は水曜日であるが2018年の3月29日
前提知識として『うるう年』や『月ごとの日数』などの最低限の教
これらを知っていても解き慣れていなければ非常にややこしい問題
ただ慣れてしまえば問題のバリエーションは少ないので、
では日暦算のポイントと解き方について解説していきます。
日暦算を解くためのポイント
曜日は「月・火・水・木・金・土・日」
これは「周期算」
具体的に例を見てみます。
例
とある日曜日の15日後の曜日は何曜日か?
「15÷7=2あまり1」より、
つまり日曜日の1日後の曜日なので答えは月曜日です。
◯日後と曜日の対応を表にまとめると以下の通り。
どんなに数字が大きくなっても7で割ったときのあまりから、
しかし、日暦算は「◯日後」というのが直接問われることはなく、
そのために必要なのが以下の2つの知識です。
- 1年間の日数は平年が365日、うるう年が366日。
- 平年の1月~12月の日数は「31、28、31、30、31,
30,31,31,30,31,30,31」。『に2月・ し4月・む6月・く9月・さむらい11月』 以外が31日までと覚えるとよい。 うるう年は2月29日が追加される。
うるう年は西暦で表した時の4の倍数の年。
例)
1,2000、2004、2008、2012・・・はうるう年
2,2400,2800,3200,・・・はうるう年だが、
うるう年かどうかは問題文で提示されていることが多いですが、
ではこれを用いて例題を解いていきましょう。
日暦算の解き方
例題1
ある年の1月1日は月曜日だった。3年後の1月1日は何曜日か。
うるう年だと1年は366日ですが、それ以外は365日です。
なので1年後の同じ日付になるのはうるう年の2月29日を含むな
「日数」と「◯日後」というのを対応させるのは少し厄介ですが、
一週間は7日ですが、
これと同じように1ヶ月後の同じ日にちになるのはその月が30日
1年後の同じ日にちになるのは、
では3年後の1月1日は何日後になるかを考えましょう。
1年だけうるう年があるので、この年は366日、
「1096÷7=156あまり4」より、
月曜日の4日後の曜日なので金曜日が答え。
ちなみに「365÷7=52あまり1」「366÷7=
今回はうるう年×1、平年×2なので、
覚えやすいのでこれをそのまま覚えておいてもよいでしょう。
- 「平年(365日後)」の1年後:1つ後の曜日
- 「うるう年(366日後)」の1年後:2つ後の曜日
例題2
ある年の4月27日は土曜日だった。
7月21日が4月27日の何日後かを考えます。
まずは各月の日数をおさらいしましょう。
「に・し・む・く・さむらい」の月以外は31日までなので、
そして各月の最終日まで何日後かを考えると以下の通り。
- 「4月27日⇒4月30日」は3日後
- 「4月30日⇒5月31日」は31日後
- 「5月31日⇒6月30日」は30日後
- 「6月30日⇒7月21日」は21日後
これらを足すと3+31+30+21=85より、
「85÷7=12あまり1」となるので、
つまり土曜日の1日後の曜日なので日曜日が答えです。
ちなみに、「◯日後」の計算の仕方ですが、『4月27日⇒
例題3
2015年の8月19日は水曜日であるが2018年の3月29日
2018年3月29日が2015年8月19日の何日後かを考えま
まず年を揃えます。
2015年8月19日の3年後、
つぎに3月29日が8月19日の何日前かを求めましょう。
3月~7月の日数は順番に31日、30日、31日、30日、
1096日後の143日前は953日後。
「953÷7=136あまり1」
日暦算は非常にややこしく難解ですが、
数をこなして問題に
慣れてしまいましょう。