メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

ダンボール作用点 <テープを貼って組み立てていたものを、テープなしにしたいという要望が増えています。>

2023-11-28 09:20:16 | Weblog

さぶっ!

 

正12面体を作ってみました。ずっと前(笑)。

5角形を貼って作っています。見る位置によっていろいろに見えます。

ということです。

実は、何のために作ったか忘れました(笑)。

何のためもいいじゃん!と思っていますが。

 

緩衝設計の場合、個々のパーツをどう形成するか(組み立てるか)ということがポイントになる場合があります。

例えば六の字パットを組み立てる場合、テープを貼るのか、どこかを差し込むのか、あるいは2枚重ねて折る部分を作って止めるのか、さらには曲げるだけで貼ったりしないで使うのか、などいろいろな方法があり、中身の保護の強度やコスト、作業性などから最適な設計をしていきます。

今までテープを貼って組み立てていたものを、コストダウンのためもあり扱いやすさのためもあり、テープなしでというのが増えてきました。

テープを貼っていたものから、テープ無くしたらいいやん!というのは、まぁ正解ですが、60点ぐらいの正解です。

それでいい場合もありますが、そのパーツにテープを貼らないことでのデメリットを正しく理解しておくと、どうすべきかが見えてきます。

最近やったのは、テープを貼らない→振動で緩衝材が動く→例えば六の字パットが六の字パットでなくなる→中身も動く→緩衝材の意味がなくなるということがあり、

対策として、

・六の字パットが崩れにくいように一部追加した。

・緩衝材のサイズを、それを入れるスペースにピッタリ目にした。(動きにくくした)

・上(ふた)を閉めた時に、ふたで押さえられるようなサイズ(高さ)にした。

などなどしました。

テープを貼る場合と貼らない場合は、当然違うという認識で設計の微調整をした方がいいです。

両方ともいいレベルに仕上がっています。どっちになるかな?

でわでわ。

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