メルフのものづくり-ダンボール作用点

カッティングプロッターを駆使して作るパッケージやダンボール製品の新商品開発プロセス、日々の記録です。

「ユニバーサルデザインサロン」。

2008-05-30 23:13:19 | Weblog
NPO法人共用品研究会関西と大阪府産業デザインセンターが共催で行っている「ユニバーサルデザインサロン」に参加しました。予想以上に人が多く集まり、ユニバーサルデザインの関心の高さが伺えました。

前半は社会福祉法人大阪市障害者福祉・スポーツ協会 大阪市援助技術研究室主任研究員米崎二朗さんの「障がいのある人のくらしを支える福祉用具供給サービスのあり方・進め方」についての講演でした。

アフリカを車椅子の学生と旅行した時に、満員のバスが来て乗れそうもなかったですが、車椅子に気づくとみんな降りて乗せてくれました。そのために乗れなかった人もいましたが。というエピソードを紹介してくれました。アフリカでは「ハンディキャップ」という言葉は、差別用語になるそうです。

「障害は個人に帰属するのではなく、社会の中にこそ存在する。人の作る社会はすべての人のためになくてはならない」ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)ということを知りました。

後半は、電気ポットを対象に問題点の抽出演習をしました。実際に販売されている電気ポットを使ってみて、他人の使っている様子や自分が使った時のことを観察して問題点やいいところを抽出していきました。これらを元に、電気ポットメーカーさんが問題点を整理して次の新商品開発に役立てていくそうです。どんな風に私たちの意見が役に立ったのか、楽しみです。

この作業はなかなか面白かったです。目の見えない人や耳の聞こえにくい人、半身マヒのある人なども参加して、気づかなかった発見や問題点が出てきました。「ユニバーサルデザイン」は、誰でもが使いやすいことが基本です。そのためいろいろな人の意見を抽出することは大切なことです。私もいくつか意見を述べました。問題点を紙に書いて貼り付けていくのですが、その昔にやりました「KJ法」やその他の発想法を思い出しました。

今日は私のために、要約筆記してくれる方についてもらいました。事務局の方からサポートをつけましょうかという話があったので、経験になるかもしれないと思いお願いしました。要約筆記をしていただいたずいぶん助かりました。どうもありがとうございました。

ユニバーサルの考え方を新商品企画に入れていくことは大切なこと、ということを再認識した一日でした。もちろん次回も参加したいです。

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 「パッケージや緩衝材の形状提案をして欲しい」
 「ぴったりサイズのパッケージや緩衝材が欲しい」
 「パッケージや緩衝材などの図面データが欲しい」
   などお聞かせ下さい。迅速丁寧に対応いたします。

 「こんなものを作ってみたい」
 「こんな形にしてみたい」
   という望みにもチャレンジします。
   パッケージ・緩衝材・POPだけでなく、
   雑貨や文具・収納用品・アイデア商品他なんでも
   お声をおかけ下さい。
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 株式会社 メルフ
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