涼風やさしく

伝説のみぃーちゃんシリーズとメイプルストーリー          
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伝説のみぃーちゃん 夏は怖すぎる

2015年08月23日 | 伝説のみぃーちゃん

夏といえばアイスクリーム。


あっ!


大変失礼しました。


 伝説シリーズでした。

多分、vol.6でしょうね。

 

ウルトラ : えぇぇっと、涼風さんのブログを見るときは、画面から3m離れて部屋を明るくしてからご覧になってください。

スタッフ : ? (もはやパソコンじゃないし、銀魂のオープニングのパクリじゃないか)

 

実のところ、みぃーちゃんは何もされなければ害のない人です。



例えば、泣いた子も笑う私に対して、泣いた子も息が止まるように黙ります。


道路を歩いていたら犬が興奮して過呼吸になったり、多分、害がないはず・・・。

 

 

これは夏に帰省した際、悪友みぃーちゃんと避暑地にドライブした時のお話です。

(もう、そこが避暑地だってことは内緒だよ。)


だれが運転するかといったところから、話がややこしくなり、私が運転手になりました。


乗った瞬間に、ドアの閉まる音が「バン・・」と聞こえたかと思いきや、「プシュ・・・」という変な異音が聞こえたのです。

「イオン(大型スーパー)」でもなく、「イオン(健康にいいやつ)」でもなく、異音です。


 

横のみぃーちゃんと、後ろの黒い奴らを見て驚愕です。


朝から「プシュー」って、ビールかよ。



絶対に運転最後までってことで確定です。


お腹痛い・・・。

 

私は「朝からビールって早くない?」


後ろの黒い奴らは言いました。


俺らの「健康飲料」、「ビールは麦茶」だと。

 

 

「事故って死ねばいいのに」と闇の呪いの言葉を考えつつも、駄目だ、私まで死ぬからと・・・。


某、湖と山があるところでいいんだよね?


ゆかいな御一行さん達は私に言いました。


途中でコンビニ寄ってねー♪


なんでと聞くと(トイレだったら今行けよ)。

 

「これじぁぁ、ビールがなくなっちゃうよぉぉぉ・・・。」


・・・。どこかの警察の連れ去り防止のビデオのセリフのように聞こえる。


マジ、穴に埋めようかと、闇の指令が聞こえるも、良い子のヒーローは絶対にできるわけもなく・・。

 

それから2時間運転して、避暑地(場所が違うだけなのに)で遊んで食事して。


やっぱり避暑地はいいなと勝手なことを、みぃーちゃんと黒い奴らは言ってますが、何べん言われても、お前らのところが避暑地だからと心の中で叫んでいる自分がいました。


そして、その右手には特殊な吸引力が落ちないダイソンのように、謎の吸引力でビールが常に右手にひっついているのでした(ここ、笑うところですね)。

「ウルトラー。お前も飲めよと黒い奴らが幾度も誘惑してきました。」


マジ、穴に埋めようかと・・・。


何故か湖畔で水泳するし・・。


世にいう迷惑行為・・・。


そして、一人でどこに行ったか、みぃーちゃんは・・。

 

私は動物の保護者じゃないんだと怒りを抑えきれない状況でした。

 

そして日も落ちてきて動物、いや、そいつらを回収して車にぶち込み、いや、乗車させて帰路についたのでした。

 

ここからが本当の事件の始まりでした。


きっと、こいつら網で焼いたらアルコールが程よく体に回って「こんがり焼けましたー」ってなるんだなと、妄想すると、黒い笑いがこみ上げてきました。


良い子のみんなは、こんな不良なことを考えては駄目ですよ。



田舎道な理由もあり、道路がそんなにないことから渋滞が出始めてきました。

 

その時です。


「ブゥゥゥン、ブゥゥゥン、パァパァラパラパパァ・・・。ブゥンンンン・・・」

やばい、面倒なのが後ろに何十台もいる!!

 

もう、この車内が既に絡まれている状態なのに、さらに追い打ちをかけるのですかと、信仰もしていない神様にすがる始末。


反対車線まで追い越してきて、ガン飛ばしてきます。

 

私は善良な市民ですと、無言ながらも姿勢を正して、「10:10分の位置」でハンドルを握るも・・。


「ブゥゥゥン、ブゥゥゥン、パァパァラパラパパァ・・・。ブゥンンンン・・・」


ガンを飛ばします。

 

その時に気づきました。


後ろの黒い奴は何しているのかと・・・。


「ぎゃははははっ、んで、なんで、ぐへへへへへっ、マジかよぉぉぉ! 最高・・・。 」

絶対に離れない吸引力の右手のビールで盛り上がってます。

 

耳ついてないのかと・・・。


みぃーちゃん、ヘルプー!!

「ぬぬぬ!!」

爆睡@@ですか・・。


こいつらは、完全に私たちを包囲している感じで、車両を路肩に寄せられました。


親から、「カツは揚げても」、「カツあげ」だけはされるなと言われ、私も、ちびっとだけ強かったと思い出し・・。


駄目だ、凶器もってんじゃないか!!

この狂った連中・・・。


降りろと凄まれ、「ノー」と言えない、ウルトラは素直に降車しました。

 

彼らの言い分はこうでした。

「何、調子に乗った車で俺らのシマをウロウロしてんだよ。」

「交通料金支払え」

「この車、ボコボコして泣かすぞ、コラッ」

「お前、なんだその目は・・・」

「何、黙ってんだよ」

「刺すぞコラッ」

外野からは「やれ、えぐれぇぇ・・」

 

 

そのとき気が付きました。


黒い連中は、やっぱり強い吸引力によってビールが右手から離れず、そして視界に入っていないように盛り上がっています。

この状況を完全に理解していません。

ただ、渋滞に巻き込まれて、私がトイレに行った程度にしか理解していないのです。

 

駄目だ・・MOBきゃら以下だ。

 

きっと、入院だなこれ・・。

 

その時、覚悟を決めました。

 

多分、6人は残滅できるけど、後は「お袋」さんだなと。

 

もう、戦闘開始の瞬間でした。

 

「バタン・・。」


「プシュー・・・。」

ここでもビールですか。

 

 

そして、なにやら虎のような動物が3匹檻から放たれました。



その光景は人間と動物が戦うんじゃなく、狩られている感じです。


慌てて逃げ去ろうとする連中を何人かと、ボスらしきやつを捕まえていますが、その光景が異常でした。



よく聞くと・・。

 

「勘弁してください」

「もうしませんから、いいやつなんです彼は・・」


何この豹変ぶりは。

体育館の裏に連れていかれた、いじめられっ子みたいに泣いちゃって・・。

みぃーちゃんは完全に暴走モード、途中から慌てて黒い奴らまで酔いがさめ、みぃーちゃんを二人で止めに入ってました。

 

笑えないのですが、笑える光景でした。


ボスの襟首を鷲掴みにして、車内から外に引っ張り出そうとしていたのです。


それを車内から4人で足や体を掴んで虎に、いや、みぃーちゃんに食われないように必死になっているのでした。


両方から引っ張られている彼は悶絶状態です。

私が近づいて行き、もう、許してあげようと促しました。


「てめえら、次に俺の顔を見たときは死ぬ時だからな、よく学習しておけよ」


・・・。


こわっ・・。

 

そして更に「ここは制限速度40kmだから法定速度で走れよ」と。

 

なにそれ・・。

 

車に乗車して彼らを後にしましたが、一本道なのに彼らがどんどん離れていくのをバックミラーで確認できました。


正義の伝説なのか、悪の伝説なのか、また1つページに刻まれたのです。

 

 

私は少し経ってから、彼らに話しかけました。

 

・・・・。

 

みぃーちゃんは爆睡中。

 

 

黒い奴らは、吸引力のついた右手でやっぱりビール。

「途中、コンビニ寄ってねー。これじゃゃぁビールがなくなっちゅうよぉぉぉぅウルトラさーん。」

 

やっぱり、こいつら穴に埋めよう、いつか・・。

 

私は世の中の危険という言葉が何が適切な表現なのか、この日を境にわからなくなりました。

 

ちなみに、「黒い奴ら」というのは、みぃーちゃんの実弟です。

 

みぃーちゃんが、刺激されない限り100%危険じゃないのに対して、彼らは常に50%~100%危険なのです。

「こびと3枚くらさぁぁい」と言っていた、あの頃とは別人です。

 

片手の麦ジュースは、その凶暴性を抑制するお薬のようなものかもしれません。

 

冗談ですけどね。

(ビールと酒を飲まされ過ぎて、黒い奴らに油性のマジックで顔にお絵かきされた程度の私は被害ですが・・。)

 

ちょっとしたエピソードですが、黒い奴らは地域では有名で、特に一番下の弟は、1対7名なんて人数を相手に若いときは喧嘩していたのを覚えています。

 

私との接点は、みぃーちゃんには内緒で、少しだけ空手その他を彼に教えた程度です。

 

見かける度、どうですか? なんてことを技が強くなったのか、どこをどう修正するかを熱心に聞いていたのです。

 

身体のバネ、技のキレ、スピードは恐ろしく、彼は勝手に敵わないと思い込んでいましたが、殺されるといつも必死でした。

 

なぜか私には懐いてくれましたが、大きくなった姿は当時の少年の見る影もなく、ただ黒い奴に見えるだけなんですが・・。

 

まぁ、夏は心霊現象だけじゃなく、こんな一家も怖いんだと思います。

 

後で聞いたらウルトラがどうするのか、みんなで勝負してたらしく、勝負に負けた怒りが「あの行動」だったそうです。

黒い奴の一人とみぃーちゃんが負けたそうです・・・。

 

負けた勢いだったのねと・・考えると、友達なんだよなと真剣に考えたくもなります。

 

ウルトラが瞬殺すると彼が言ったそうですが、ヘタレな社会人のチマチマとした動作にブチ切れだったそうです。

 

私たちは、ヘタレと言われてもその場を回避することも、1つの“勇気”です。



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