今回は珍しくお酒(梅酒)の話題です。
物凄く長文ですが、最後まで宜しくお願いします。
日本での酒類ブームは、ワインから日本酒へ、そして焼酎へと続いていますが、これらの影には酒類販売業者の努力があります。
日本名門酒会なんて名前は一度は聞いたことがあるかもしれませんが、全国の美味しいお酒を全国の販売店に届けるシステムとして確立されています。
卸販売店から居酒屋を初めとする飲食店にお酒が届けられ、この恩恵を受けてお酒の味をわからない人もブームに釣られ「ウンチク」を語りだすほど、世の中には飲みきれないほどの種類のお酒が出回っています。
そういう私は、お酒には興味がないというのが本音です。
ただお酒の味を知らないということではありません。
様々なお酒を飲みましたが、中でも一番美味しいと思ったのは、陶器に入ったとっても高価な外国のブランデーでした。
遊びに行った友人宅に色々な陶器の“それ”が並んでいたので、少しだけ(?)頂いたのです。
分かったのは、しっかりと成熟したものは価値があるということ。
熟成した味は別格であること。
素人の舌にも響くこと。
響くまでこの陶器のお酒を次々に開封して飲んだので・・・・(ピィー〔音〕)。
暴走モードになりそうなので、本題に戻りますね。
梅酒は安くて美味しい(甘いから)飲み物として私は評価しています。
紙パックから瓶まで様々な形状のものがあり、色、香り、透明感、味、濃さ、熟成、添加物という点でも異なります。
ただ一年に数回、飲みたくなったときに買うのは「スーパーマーケットで売られている棚のどれか」という選択肢でした。
これで十分満足していました。
理由は簡単で、「甘くて美味しい」という差がそれほどないと信じ込んだからです。
そんな中、少しだけ考えが変わった時がありました。
それはオーク樽で熟成させる梅酒、黒糖梅酒、ブランデーと合わせた梅酒等の存在でした。
これらは梅酒の概念を越えましたが、梅酒から派生した別の飲み物としてジャンルを私は分けています。
梅酒も熟成した古酒を使うと(3年とか5年)味は、まろやかになります。
こちらが本来の梅酒としての味になると思います。
今回初めてだったのですがインターネットで梅酒を探してみました。
驚いたのは、スーパーマーケットで売られている梅酒とは異なる名称がずらりと並んでいたことでした。
お酒には興味がない私も、前のめりになるほど興味があるような梅酒がありました。
今回は梅酒大会で優勝した経歴を持つ茨城県にある「明利酒類株式会社」の梅酒を2本購入しました。
明利酒類さんでは百年梅酒完熟というものが大変評判らしいのですが、私は百年梅酒のプレミアムと多治見焼きの甕に入ったものにしました。
多治見焼きの甕は何かに使えそうなので、ただそれだけの選択だったのですが、梅本来の香りが強いので今までのものとは違う感じです。
プレミアムはエキスが45~50%近くまであるようで、特濃梅エキスとアルコール濃度20%の大人の深みのある梅酒を味わうことが出来ますが、言うところによると年間3,000本しか造らないそうです。
全国で梅酒大会が開かれていることすら知らなかったのですが、その種類の多さにも脱帽です。
大会の概要は次のとおり
ホームページより引用しております。
梅酒のカテゴリーとは
近年、梅酒の人気が拡大し、多種多様な梅酒が生産、販売されるようになってきました。2013年の水戸の梅まつり梅酒大会でも約150種類のエントリーのうち、ブレンド梅酒も数多く出展していただきました。今後、この傾向は続き、拡大していくことが予想されます。
そんな中、梅酒を一般消費者の方にも分かりやすく、なじみ深いものとするため、2014年大会から大きく3種類のカテゴリーに分類し、それぞれのカテゴリーで投票・審査を行っていくことにいたしました。
このカテゴリーは、一般社団法人梅酒研究会推奨のものを参考にしております。そのため、2014年大会から最優秀梅酒である金賞が1つから3つに拡大されることとなりました。
![ブレンド梅酒](http://umeshu-mito.com/module/images/umeshu_content_img_03.gif)
ここで少しだけ梅酒を勝手に紹介します。
青木酒造㈱ {新潟県}
http://www.kakurei.co.jp/
鶴齢梅酒 11度 日本酒ベース
梅の旨味を出し、甘ったるくなく飲みやすさをテーマにした梅酒。清酒鶴齢をベースに醸した梅酒です
青木酒造㈱ {新潟県}
鶴齢 純米吟醸仕込み梅酒 9度 日本酒ベース
鶴齢梅酒より高級んあ日本酒をベースに醸しており、上品な味わいが特徴です。清酒鶴齢の純米吟醸をべーすとした梅酒です。
浅間酒造㈱ {群馬県}
22度
米焼酎ベース
厳選された群馬県産の梅を、当蔵が造る本格米焼酎「ぎん」の原酒でじっくりと漬け込みました。コクのあるまろやかな口当たりが特徴の一味違った梅酒です。
㈱井上酒店 {大分県}
http://www.kakunoi.com/
・百助 生姜梅酒 12度 麦焼酎ベース
創業200年を記念し2004年に発表した麦焼酎「百助」。熊本国税局主催酒類鑑評会で連続優等賞を受賞。その百助をベースに南高梅を熟成させ、更に七福生姜のすりおろしを入れ熟成させました。梅と生姜の風味が絶妙にマッチしています
栄光酒造㈱ {愛媛県}
http://www.eikoo.com/
・七折小梅梅酒 14度 米焼酎ベース
愛媛県砥部町特産の「七折小梅」を無添加で仕込みました。「七折小梅」は品質の高さから「青いダイヤ」
と呼ばれています。酸っぱさが少なく香りがいいのが特徴です。
老松酒造 {大分県}
http://www.oimatsu.com/index.html
・古の香り 18度 日本酒ベース
日本酒古酒と長期熟成麦焼酎の極熟成ブレンド酒に厳選大粒の完熟南高梅を漬け込んだ。あらごしによるナチュラルな味わいの梅酒。
㈱おおやま夢工房 {大分県}
http://www.hibikinosato.co.jp/
アルコール20度
九州有数の梅の産地、日田市大山町の「鴬宿梅」を使用し3年間熟成させた梅酒を更に高級ウイスキーを抜いた木樽で再貯蔵し追熟。合計5年以上の熟成期間を経てた最高級の「本格熟成梅酒」です。長期熟成ならではの芳醇な味とコク、梅の香りをご堪能ください。
㈱岡畑農園 {和歌山県}
http://www.okahata.com/
・上芳養ビリケン幻の梅酒 白 11度 蒸留酒ベース
大阪通天閣公認の上芳養ビリケンが見守る岡畑農園で収穫された、紀州産完熟梅の中から厳選された大粒のA級果実を原料として使用。幸せの神様ビリケンさんの力が詰まった、梅の香りいっぱい、幸せいっぱいの梅酒です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/23/c13d76edcd997b4fe730a7a87c36d2f2.jpg)
http://www.meirishurui.com/
・百年梅酒 14度 ブランデーベース
第2回 大阪天満天神梅酒大会で日本一になった香りと味の濃い梅酒
明利酒類㈱ {茨城県}
http://www.meirishurui.com/
百年梅酒 完熟梅特別仕込み 14度 ブランデーベース
水戸の梅まつり梅酒大会2014で銀賞になりました。
完熟した白加賀梅を仕込んだ百年梅酒です。バニラアイス
との相性も良いです。
明利酒類㈱ {茨城県}
http://www.meirishurui.com/
・百年PREMIUM 20度 ブランデーベース
当社最強の梅酒。
黒糖とブランデーのバランスが絶妙
今回私が購入したものです。
送料無料で3000円ちょっとでした。色は濃い琥珀色です。
明利酒類㈱ {茨城県}
http://www.meirishurui.com/
・百年梅酒 すっぱい完熟にごり仕立て 11度 ブランデーベース
2013年夏に飲みたい梅酒ランキングで全国2位。
酸っぱさが際立った特別な梅酒。にごり酒との相性も
良いです。
明利酒類㈱ {茨城県}
http://www.meirishurui.com/
新鮮な国内産の青梅で仕込んだ原酒を、水戸笠原水系の澄んだ天然水と純良焼酎を使って仕上げた、飲み口爽やかな、すっきりとした味わいの梅酒です。(アルコール度14%)
大切な方へのおみやげ、お世話になった方への贈り物として、お使いできるように多治見焼きの綺麗で鮮やかな色彩のツボに入れました。
※今回私が購入したものです。
送料無料で2000円ちょっとです。
★番外編★
明利酒類㈱ {茨城県}
http://www.meirishurui.com/
コミケ向け専用
はいはい、コミケさん買い集めるなら今のうちってことで♪
はい、一般の皆さん大変失礼しました。
その他各種類製造業者の美味しい梅酒を調べたい方はこちらにアクセスしてください。
http://umesyu-seiha.com/index.html
梅酒だけでも凄いのですが、その他の種類になると物凄いことになります。
私たちが出会ったお酒はその中のほんの一握りです。
人の出会いがあるようにお酒もしかりです。
私たちが知るべきは、日本酒、焼酎、ワイン、ビール、その他酒類も、お酒を造る人々が一番美味しいと思ってそれを販売しているということです。
残念ながら人には味覚があるので、どの味が人々に好まれるのかが「評判と味」という結果になります。
評判が良いものが多く店頭に陳列されますから、売れないお酒は目に触れる機会が少なくなります。
このお酒が美味いというのは安定していますが、絶対的なものではないと私は思います。
ジュース類のことを例にしますが、どんな人でも最初に飲んだサイダーの印象は美味しいと思ったはずです。
それは簡単で炭酸の弾ける清涼感、そして心地よい甘さが調和して喉を潤すからです。
しかしながら、コカコーラなるものを最初に飲んだときはどうでしたか?
甘さの前に薬のような臭いと舌に残る苦味、そしてそれを助長するかのような炭酸、何者か不明な状態で喉を通った後味の悪さ。
不味過ぎるというのが印象だったはずです。
しかし、これを繰り返すと「私の神様」ともいう顔をして飲んでいる自分がいませんでしたか。
程よい苦味と強い炭酸感が繰りなす味わい、アメリカの大地を髣髴させるような清涼感。
もう、サイダーなんて飲まない。
結果的にサイダーは追いやられる訳なのですが。
そしてビールやお酒、ウィスキー、スコッチ、ブランデー。
最初の一滴は不味い!!
こういう印象が、今は、この“一滴”が私の活力。
ではありませんか。
お酒は個人の好き好きで、美味いものであればそれがベストです。
しかし自分の求める本当の“一滴”は何かを探訪することをお勧めします。
これは死ぬまで探訪できる身近な贅沢のひとつです。
私にとっての梅酒は、“たかが梅酒”なのですが、“されど“梅酒”という訳なのです。
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