平成25年12月1日(日)より、改正道路交通法の一部が施行されるニュースが施行を前にして、また巷の話題になっています。
本年の6月14日に交付されたもので、今回施行されるのは、次ののとおりです。
①無免許運転者への罰則等を強化(違反点数も25点に)
②ブレーキの効かない自転車の運転停止措置など
③自転車の路側帯通行は道路の左側に限定
路側帯とは定義があり、道路の左右にある白い外側線とは違います。
簡単に言うと道路の区画線のようなものですから、③でいう意味とは違うのです。
■車道外側線(しゃどうがいそくせん)は、道路または車道の路端寄りに引かれている区画 線のことを言う。道路法令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)の用語の ひとつ。 通常はペイントにより白の実線で引かれていることが多い。
■歩行者の通行の用に供し、又は道路の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によって区画されたものをいう。(道交法第2条第3の4項)
今回の一部改正も、当たり前の改正内容なのですが、これらは今まで何の迷惑も危険も自分自信に及ばなかった人には、少し迷惑な内容になっている感じがするのではないでしょうか?
しかしながら、日本の道路交通法については、過去に悲惨な事故をうけて、その再発防止と違反者に対して厳罰を処すということを知らしめ、その発生を抑止する狙いがあるのです。
特に自転車は、以前よりも交通マナーが劣悪な状態にあり、親が子供に交通道徳を何ら伝えられないような環境に傾いていると言えますので、自転車での死亡事故まで発生しています。
普通に考えれば、自分の真正面から同じスピードで向かってくる人がいたとしたら、危険であると常識の範疇で考えるのですが、テクニックでカバーと過信している人も居るようです。
これを踏まえてあえて苦言を呈すると、マウンテンバイクをそれなりに乗りこなしていた私から見たら、殆どの自転車を運転されている方は技術的には幼児並といえます。
山の上から80km以上のスピードで無事に生還できたら別ですが、一般的に無理ですよね。
でも、そんな人から見ても街の中で自由に走っているマナーが悪い運転の方が怖いと感じるのです。
あれで止れるの?あれで回避できるのかって・・・。
また、幾度か自転車同士の事故を目撃しており、声を掛けても双方事情が曖昧だったり、お互いに罵り合ったりの交通法規無視の状態で困ったことがあります。
結果的に大怪我をして救急車で搬送されたりと、もう立派な交通事故なんです。
歩行者優先の左側通行を守れば、何の支障もないのですが、これまで自転車は自由な乗り物で、道路交通法の適用を受けないと錯覚している人もいるようですが、自転車は道路交通法で“軽車両”に入っているのです。
自転車は便利で生活に必要なものですが、ルール無視は社会迷惑となることを我々は再認識し、安全に利用しなければ尊い命を奪ってしまうことを忘れてはなりません。
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