今年も24時間テレビがやっていますね。
いろんなことを言う人はいますが、支持されているから今日まであるんだと私は感じています。
その中で自分の代わりに“人形(ぬいぐるみ)”が海外旅行や様々な場所へ行き、それを写真に収めたことを紹介していました。
このことを今回は、ボランティアでやっていたのですが、実は有償でやっていることを知っていますか?
私が最初にこれを知ったのは、とあるラジオ番組のコーナーでした。
最初は、「えっ!?」と自分の耳を疑いましたが、聞くにつれそれが真剣な志であることを知り、感服したのです。
もちろん営利目的です。
商売というサービスです。
でもどこにそんな発想があり、それを生業としたのか。
いつでもお客様を中心とした考えがサービスとして正しく、間違いないと信じていただけにです。
お客様が健常者で無い場合は、その希望が損なわれることに、なんの疑いも持っていなかった自分が恥ずかしかったというのが本当のところでした。
よく考えれば、困難に立ち向かうとき、悩んだ時に神様とかじゃなく、自分の家族でもなく、それ以外の人でない話し相手、そう、ぬいぐるみ、ペットとかに相談したりしていることがあるのかもしれません。
第三者から見たら滑稽なことに見えるでしょう。
でも自分がそこに置かれた場合、それを笑えないと思います。
なによりもそれを依頼して見た人が泣いたり、喜んだりしている顔が答えなのです。
“自分の気持ち”とともに愛着のある、ぬいぐるみがそこに行ったのを自分で知っていますからそうなるのです。
私はぬいぐるみについては無知です。
しかし、なんであの子供は古くて汚いぬいぐるみを誰より大事にもっているのかについては知っています。
古く見えるのは、“友として歩んだいろんな記憶と歴史”
汚れて見えるのは、誰よりも“深い愛着”なのでしょう。
それが様々なところへ行くなんて、素晴らしいと改めて感じました。
そのことが勇気になって回復に向かう一歩になって欲しいものです。
幸せの感じ方、判断尺度は他人が勝手に決定するものでなく、本人が決めることですから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます