金足農業お疲れ様

今年の高校野球は第100回記念大会でしたね。

そんな記念大会に相応しく、ドラマのような勝ち方で決勝まで勝ち上がった県立高校！

それが金足農業高校!

漫画のヒーローなのか、ドラマの主役なのか？

負けはしたけど、甲子園球場のヒーローは彼らであることは間違ありません。

残念ながら吉田投手は、連戦の疲労が蓄積してしまい、集中力を欠いてしまった結果、大阪桐蔭の打線につかまってしまいました。

昨日の試合で疲労が回復せず、思うような投球が出来なかったのは誰が見ても明らかでした。

また、あの時間帯からの試合開始は酷でした。

次々と、大阪桐蔭打線にヒットを許す姿、誰よりもその仲間たちが、我慢出来なかったのでしょう。

まるで手負のライオンが、ハイエナの集団に襲われるような光景に...。

選手を壊さないためではなく、後は俺達がなんとかする！

そんな気持ちが、打川内野手が吉田投手の代わりに、今年初めての夏初登板だったようにおもえます。

春に県大会で登板したようですが、よく投げきりました。

凄い！

失点があったものの、しっかりと大阪桐蔭をおさえました!

見方によっては、先発を吉田投手としない選択があったのかもしれません。

そうすれば勝てたのかもしれません！

でもね、9人で勝ち上がった彼らには金足の意地があったのでしょう。

満身創痍であっても、そこまで来ることが「夢」だったはず。

であれば、先発投手は吉田！

吉田投手が倒れたら、次は俺が投げると約束してたのかもしれません。

繰り返しますが、決勝での初登板！

それもあの場面でです。


それを今度は仲間が支える！

その姿が、観戦している皆の心を掴んだはずです。

大阪桐蔭も、遠慮なく吉田投手とぶつかってくれたことに感謝です！

そこには勝負という、厳しい現実があったのです。

試合が終わったとき、大阪桐蔭のナインが吉田投手に歩み寄り、労った光景にも感動しました。

打川内野手でも制球が素晴らしいのに、吉田という投手に疲労がなかったら本当に勝てたのか?

それは対戦相手が一番良く知ってたはずです。

点差があったものの、諦めない野球魂に日本が歓喜し、やれば出来るかもしれない！

沢山の人達に、夢と希望を与えた夏の甲子園でした。

最後まで諦めないこと！

航空会社、高須院長まで動かした金足農業高校！

高校野球の清々しさを教えてくれた金足農業！

皆の心を虜にした金足！

胸を張って秋田に凱旋して下さい!

涼風も感動です！