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ストーカー被害に遭わないために

2013年10月09日 | ストーカー

東京都三鷹市で、女優を志していた女子高校生の若い命が一人の身勝手な男性によって奪われた。

知人とのことであるが、疎遠になって行くことに腹を立てて殺害したのであろうか?

それとも恋仲であったのかは不明であるが、殺すまでの動機が気になるところです。

日本のニュースも概ねの事実だけを伝えるだけでなく、裏づけされるようなデータも時々で良いから是非伝えて欲しいと願います。

そんなことで、メイプルネタとは無関係なストーカー被害の現状について考察してみましょう。

まず、ストーカーなるものの定義についてですが、誰が定義づけしたのかは分かりませんが、国会で取り上げられて成立したのは平成12年5月18日のことであり、同年11月24日から施行されました。

施行って言葉をご存知でしょうか?

成立日=法の適用ではないのです。

施行日をもって法が適用されるのです。

飲酒で後に普通に運転、ある意味“薬物”服用でタンシーの運転者が運転していたり、勉強で睡眠対策で“薬物”を服用していたりした時代があったそうです。昔のことを伝える方が居たら聞いてみてください。

法の成立により、法の適用を受ける日が定められ、その日から“犯罪”という形式にその行動が定義付けられます。

ストーカーについてもそれ以降は、こうなりますよとの“強い法の警告”を期待して最近多い半年後の猶予期間を決めたのでしょうが、その効果は残念ながら被害の実態を世の中に露呈する形になりました。

法の施行日は“官報”により交付されますが、こんなの官報販売所に行かなければ手に入らないし、知らないあなたが悪いということになります。

世の中の多くの方が関係する法律のみ、テレビ、新聞等で広告されますので、あたかも法の改正や制定は全部マスコミによって知らされると信じている方も居ますが、残念ながらそうでないことを知っておいてください。

話を戻しますが、このストーカー規正法によって日本全国の現状がどうなのかは次の場所で誰でも確認できますので、自分の身の安全は先ず自分で守ることの大切さを知って欲しいと感じます。

警察庁と検索して、統計をクリックして各項目のデータを見ることが出来ます。

 

ストーカー規正法の施行された翌年、平成13年には14,662件(平成12年は施行日以降のデータで2,280件)発生し、平成24年は19,920件までに増加して今後も増加傾向にあります。

でも、増加が正しいのかについては私個人としては、疑問が残るところです。

なぜなら地域警察の生活安全課に相談したり、地域課の交番に駆け込んでも直ちにストーカーとして取り扱うのか、その対応が当初マチマチだったからです。

思い出してください、警察に相談、警察に届け出ても気のせいだとか、少し様子をみましょうとかで事件になったことがあったはずです。

よって潜在的な件数は元々あったと感じます。

このような事件を受けて直ちに事件として計上されたのは昨年頃からではないかと思います。

警察官が警告を伝えたりとかについてです。

現在の多くは生活安全課の担当警察官が処置に当たっていると思います。

計算上、1日に52件ストーカー事件として受理されていることに注目して欲しいと感じますし、これらがエスカレートして殺人、強姦、監禁等に繋がっているのです。

30分に1件、誰かが助けを求めています。

背景には、世の中の変化によって、メール、スマホ等のコミュニケーションが発達して交友の幅が一気に拡大したことが1つの原因と考えます。

時間を掛けない“バーチャル的恋人、親友”なるものが誰でも出来る世の中になり効率は良いでしょう。

しかし、一緒にリアルタイムで汗をかいたり、涙したり、喧嘩したり、笑ったり、助け合ったり、時間を掛けないとその人の本心が見えてこないことがあります。

その中で本当の意味での好き嫌いが分かり“親友”が生まれると私は感じます。

その中で助けることがあっても、こいつを殺そうなとど考えることがあるはずがないのです。

今問題になっていることで、自分の近くに同じ思いを持っている人を探せるサイトがあるそうですが、その先に待っているものは何でしょうか?

ストーカー予備軍と事件は、この世の中の構図が変化しない限り増加するでしょう。

一人でも多くの方がバーチャルに頼らず、勇気をもって行動して大切な人とめぐり合って欲しいものです。

また、ストーカーと感じた場合は、危険から避ける行動を基本としてください。

避ける行動とは次のような方法があります。

所番地を知られているケースの場合、通常の生活は解決するまで無理と考えてください。

外に殺人犯が待ち構えているのに普通に外に出ますか?

警察通報してもリスポンスタイムは8分近くになるはずです。

つまり到着するまでは、自分で身を守らなければ゛ならないという現実を先に認識する必要があるのです。

そのため、自宅にいるよりも親戚、実家に事情を説明して避難することをお勧めします。

引越しをしても相手は居所を調べられますから無駄です。

少しでも大勢の人の中に居ることが安全です。

尋ねてきたことを知ったときは直ちに警察に通報してください。

そして玄関を開けたりしないことを守ってください。

自分がそこにいることを認識されるものは外から見えないようにするなどの工夫も大事です。

警察にはいかに自分が恐怖に怯えているかを誇張するくらいに話さないと手を抜かれることになります。

警察官が悪いのではなく、事件の件数が多いのです。

そして加害者に話すと物分りがよさそうにする相手こそ、危険人物なのですが、そこらへんが問題なのかと感じます。

お金が潤沢にあれば個人的に警備会社(身辺警備)に委託することをお勧めしますが、それは一部の人だけが出来る防衛策なので参考としてください。

固定電話は一時的に切る、番号を変える(電話帳には掲載しない)

携帯電話を変更 友人とも解決するまでは連絡しない(事情を説明)

パトカーや警察官が交番から巡回するから安心と言われても、その逆だと思ってください。

更にエスカレートして危険な状態になることもあります。

危険から遠ざかる行動と自分の身は自分で守るというキーワードを忘れないでください。

 



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