キャンプブームが止まらない。
ヒロシさんに憧れ、ソロキャンプを目指す人は多いようである。
自分もそう有りたいと願うことは、決して悪いことではありません。
しかし、その山中での焚き火、火のコントロールを誰に教わっているのだろうか?
私の場合は親から教わりました。
キャンプ番組では、火の起こし方はやるものの、その消し方については殆ど触れていません。
ガスレンジのスイッチオン・オフで生活してきた私達は、目の前の焚き火等が、如何に危険なものなのかを知らないと言えます。
一度炭化したものが、どれ程消えないものなのか、だからそれをどうしなければならないのか。
消火の原理、どうすれば安全な消火が出来るのかを知っているのでしょうか?
酸素の供給、熱源、燃えるもの…
これらの後始末の不備により、火災が発生する危険があり、今回の足利山林火災、桐生の山林火災に至るのです。
また、他人の山林に入ることも論外ですが、国有地なのか、私有地なのか、気に留めることがなかったのか、この時期、山林に入り込んで素人が火を使うリスクを考えると馬鹿としか言ええません。
沢の水辺の近くで少量の火を使い、水でしっかりと消火する(風の影響考慮)のは別として、今回の山林火災がキャンパーによるものだとしたら行政がなんらかの規制を強いる事は必至!
今後、山林に入ってブッシュクラフトなんて、遠い昔話になりそうですね。
残念なのは、火の粉が数キロも飛んで火災になることを知っている人は、風が強い日に絶対に外で焚き火はしません。
風がなくても燃やした時、火の粉が上昇するような場合も然りです。
火の着け方よりも、先ず、その消し方を我々は覚えるべきです。
キャンプ場で焚き火をしているキャンパーでも、火消し壷すら持っていない人が目立ちます。
火が消えていないのに、炭捨場に薪を捨てる行為には驚いてしまいます。
家屋や財産、思い出までも喪失する人のことを考えて、しっかりと責任を持って楽しむべきだと改めて感じましたね。
この一週間で東京、群馬、栃木と立て続けに山林火災なんて前代未聞ですから。
出火原因が何なのか?
それは結果だけで、燃えたものは元には戻りません。
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