雨が降れば傘を大体の人は傘を使用する。
子供の頃は風圧や体力の問題から、雨合羽(レインウェア)の出番が多かった。
雨には何らかの対策をする、これは日本の習慣とも言えるのではないでしょうか?
因みに外国の人って傘を殆ど使わないんですよね。
結構降っているのに笑いながら歩く光景、これには脱帽です…
ところで一時間あたりの降水量?
何ミリの雨?
傘って何処まで耐えられるのか?
答えは傘の材質や製法等によって異なるのですが、調べたところ、漏水と伝水なんて言葉が出て来ました。
漏水は糸や布の隙間から滴が垂れてくることで、伝水は傘の天辺辺りから、漏水とは違うのですが、傘の天辺より棒をつたって滴が垂れてくるのだそうです。
毛細管現象のようなもの?なのでしょうかね。
しかし、それが何であろうと垂れる!
それは由々しき問題だから。
じゃあ何ミリの雨までOKなのか?
記憶しているんだけど、でも違うかもしれないけど、2ミリの雨が傘の限界だったように記憶してます。
この単位で示される4ミリの雨では、本降りの雨となり、傘をさしていても身体が濡れます。
傘の性能試験というのもあるようで、そこでは試験室の中で人口的に20mmの雨をスプリンクラーを使用して20分間行い、滴の進入が無かった…のではなく、規定の数を超えなければ合格?なのだそうです。
8滴とかまでセーフだったかな?
新品でもこれなので、撥水性が使用するとともに失われ、経年劣化した傘はどれ程の雨に耐えてくれるのか。
生地によっては全く期待できない物もあるようです。
普段のお手入れも大事なんですね(撥水スプレー、アイロン等を使用して撥水性能を復活)。
各地で100mmを超える雨が、よく降るようになりましたけど、この雨ってバケツをひっくり返した雨ではなく、そのずっと上のレベルで、危険を感じるほどの雨なんです。
これは気象庁で次のように表に示しています。
気象庁から転載
時間雨量 (mm) | 予報用語 | 人の受けるイメージ | 人への影響 | 屋内 (木造住宅を想定) | 屋外の様子 | 車に乗っていて |
---|---|---|---|---|---|---|
10以上~ 20未満 | やや強い雨 | ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる | 雨の音で話し声が良く聞き取れない | 地面一面に水たまりができる | |
20以上~ 30未満 | 強い雨 | どしゃ降り | 傘をさしていてもぬれる | 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく | ワイパーを速くしても見づらい | |
30以上~ 50未満 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降る | 道路が川のようになる | 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) | ||
50以上~ 80未満 | 非常に 激しい雨 | 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) | 傘は全く役に立たなくなる | 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる | 車の運転は危険 | |
80以上~ | 猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる |
雨でホワイトアウトする…
怖いですね。
こうなったら安全な場所で雨宿りすることが一番です。
また、ゲリラ豪雨みたいにそこだけ降ることもあるため、天気予報を当てにせず、目の前の様子から安全行動をする判断も必要ですね。
大雨の場合、傘は死角になることが多いため、危険から回避するのが遅れがちです。
涼風は、雨の振り方によってはポンチョを良く使ってます(mont-bell製)。
最後に、何ミリの雨の怖さを表す単位がありますので、参考になれば幸いです。
計算違ってても怖さは変わらんから…
一時間あたり20mmの雨が降ったとします。
この時、お約束として雨が流れず、その場に溜まることとしています。
更に、1平方メートルの枡に溜まった雨の量をペットボトルで何本なんて測り方もあります。
この20mmの場合、2cmの高さまで雨が貯まるので1平方メートルあたりの水量は20リットル!1リットルのペットボトルが20本…
100mmの雨は高さが10cm?
でも100リットルもの水になり、100本ものペットボトルになります。
防災的には深さよりも、雨の総量として捉え、例え10m四方でも100トンの水量となることで、危険の範囲がより明確になります。
でも街はそんな規格の大きさではありませんよね。
逃げ場を失った水は川から溢れ、道路、家屋に牙を向きます。
怖いのは水圧と水流、お風呂に入って誰も危険を感じませんが、その水流と深さで何方かに速く流れだしたらどうでしょうか?
流されますよね。
もう少し、この雨の単位を誰でも理解できる表現にして欲しいものです。
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