涼風やさしく

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忘れない日に旅立った彼女

2014年02月28日 | 別れ

先日、関東で大雪が降った時に自分のことを全ての人から忘れてもらうかのごとく一人寂しく旅立った“友”がいます。

 

日々生きていて、私は勝手に来週は何をしようかと普通に考えます。

 

 

誰しも永遠でないことをは知っています。

 

 

今考えるべき問題ではないと誰しも思い続けています。

 

 

その時が来るまでは。

 

 

平穏で退屈な日々が実は一番幸せであることを知らず。

 

 

一生懸命生きるということを言ったりしますが自分の命の長さを誰も知りません。

 

生きるという前提で、命は増えるのではなく減ることなのです。

 

そして明日があっても今日という日は消えていることに気付きます。

 

 

だからこそ、今ここにいる自分の存在を日々感謝すべきであると改めて思い知らされました。

 

 

生まれてから小学校4年まで、とある事情により一緒に暮らした友だけに考えさせられます。

 

 

写真を見れば私が彼女の傍で泣かされているものだけでした。

 

 

そして彼女は喜びにあふれた笑顔でした。

 

 

特にブランコの取り合いでの写真はトラウマの原因を知るほどの光景です。

 

 

中学の時はいつも遠くから私を見ていてくれました。

 

 

時が流れてある方がなくなられた際にも近寄って来てくれ、昨日今日のように時を忘れさせるような笑顔でずっと話したことを思い出します。

 

 

嫁いで子供を産んで幸せな人生を過ごしていることまでは知っていました。

 

 

ある時に1枚の写真が送られてきました。

 

 

それは子供を抱きかかえて、あかちゃんに笑顔を見せている優しさあふれる彼女のものでした。

 

 

それは私には聖母のような微笑みに思えました。

 

 

そしてその顔は、私に優しく微笑んでくれた、それと全く同じでした。

 

 

 

まだやり残したことが沢山あるのにと・・・。

 

 

自分の見られたくない姿を私には遠慮したのでしょうか。

 

 

あの日に降った雪が冷たくなかったのは彼女の涙だったからなのでしょうか。

 

 

私が故郷を離れ関東に出た後、近県に住み始めたのもあの笑顔ですべてを理解してました。

 

 

私がいつまで経ってもべそをかいていると思ったのでしょうね。

 

 

彼女からの最後の心のメッセージをしっかりと理解してます。

 

 

2月14日は彼女の旅立ちの記念日として、私はこれからは永く想い続けるでしょう。

 

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