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空間除菌の効果なしより 大きな問題

2014年04月09日 | 生活

消費者庁から空間除菌の効果について根拠なしとの報告がされ、業者とその一部商品を対処に景品表示法違反が指摘されました。

 

これらの効果についての能書きは他のブログ等で既に紹介されていますので、消費者に注意して欲しいいくつかの問題についてお知らせします。

 

まず、次の検索をするとすべて納得が行くことも補足しておきます。

 

「二酸化塩素」と検索してみると、その効果なしの前になんだか穏やかでないことに驚愕します。

 

また、戦時中に化学系の武器として何が使用されていたかを調べるとこの物質関連が出ます。

 

 

しかしながら私も空間除菌の商品が当初店頭に並んだときに新しい物好きの血が騒ぎ、迷わず購入したことがあります。

 

しかし、説明書を見ると次のことが書かれていました。「機器等の近くには置かないでください」。

 

 

つまり、居間等の空間には置かないでくださいということになります。一番空間除菌を求めているところに置けないなんて意味がないと感じ、それ以降は購入しませんでした。空間除菌の該当商品を置けない理由は、機器が錆びるという理由です。

機械が錆びるだけ効果があるというのも考え物で、それ即ち人体に悪影響という意味です。

 

 

ところで水道水には塩素が若干含まれているのは常識ですが、飲料水の法定基準が満たされるための手段として除菌目的で塩素を入れている訳です。

冗談ですけど、主人殺すには一番風呂に毎日入れれば確実って話がある通り、塩素が揮発している環境は浴室が家の中では最大なのです。

細菌等を殺している訳なので量によっては人にも影響が及びます。

ちなみにシャンプーや体を洗う際、この塩素が髪を傷めるため、メーカーは塩素吸着剤により低減化又は限りなく除去するものを販売しています。

 

つまり、一定量は体重から考えて安全領域なのですが、その量を超えた場合には「毒」なのです。

 

怖い塩素(塩素を消毒剤として使用することで水に含ま れている有機物と化合してトリハロメタンが出来、これが発ガン性あるものとして知られています。)ですが、この塩素よりも残念ながら二酸化塩素はもっと危険とされています。

 

みなさんが、妊婦さん、子供さん、あかちゃんの健康を危惧して、各種ウィルスから守るために購入した商品が実は意外と危険なのです。

 

この二酸化塩素は日本では医薬品として未認可であること。アメリカの検査機関において暴露試験(商品の検査)の結果、ある程度密閉された空間で1日8時間の週40時間以内であれば、人間に直ちに影響は出るものでないとされています。

 

もうお解かりですよね。1日中、家にいる人は週40時間ではなく、24時間の日数になる人もいるので暴露試験の数倍になる人が普通に出てきます。

 

販売するに当たって、工場等では注意すれば使用することも悪くはないでしょう。でも「錆び」まで考えているのでしょうか?

 

私は少なくとも成人よりも影響の受けやすい子供や幼児に使用することは前提として販売することは自粛して欲しいと願います。

 

ウィルスのことで一例申し上げると、ノロウィルスが流行しましたが、これは毒性が強く、嘔吐や糞尿の付着したものが飛散しても空間感染までするそうです。

そこで空間除染ということになるのですが、実はノロウィルスに対する対処は手洗いとうがいが一番簡単で、アルコール除菌をすることが対策なのです。

前記の空間飛散防止のために、手や身体(マスク等も含めて)に付着させない対策をしながら、早めにふき取ることで対処できます。

 

更に驚くのはアルコール除菌は最初に1回しても駄目で、必ず次に15秒ほど置いてからもう一度行うことが基準のようです(毒性が強いため)。

つまり2回続けて行うことが必須であることはあまり知られていないことになります。

 

若干話が反れましたが空間除菌は、その効果よりも自分の家族に対する健康上の危険、電気器具等の故障の促進が増していることに着目し、これが求めている安全なのか、それとも危険の導入なのかに気づいて欲しいと願います。

 

特にこの商品に関連したメーカーの方は商売とは何かを考えて欲しいのです。

 

薬品系の販売をするのであれば、倫理をしっかりと中心に置いて、社会のために役に立って欲しいと願うばかりです。

 

最後にこの類の商品を誹謗中傷したものではないことを判って欲しいと思います。

 

薬品とは人を助けるものですが、使用方法と用途を誤れば自分を傷つける毒になります。

風邪薬を服用するときに、なぜ、年齢と使用数量が書かれているかを考えればその意味が理解できます。

 

昨今、何を信じればいいのか非常に不透明になりつつある社会です。是非、インターネットの普及した利点を生かして安全対策をしましょう。



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