本日、ちょと悲しい出来事がありました。
それは、乗換えの駅での出来事でした。
階段付近が異様に混雑していて、後ろから見えた光景では、いつもの半分が通れない様子でした。
誰か倒れているのかと思い、そちらの方に向かったところ20代前半の男性が階段の一番下で座り込んでおりました。
具合でも悪いのかと思いましたが、心配する間もなく異変に気がつきました。
なんと、小さな女の子が持ち歩くようなカバンを10数個と紙袋と楽器入れのような黒くて長いケースを大きく広げて、なにやらそこから移動するように必死で何かをしている「動作」を意図的にしておりました。
10数個もカバンを持てるわけもなく、白いビニール紐でカバンの取っ手を通して持ち上げる感じにも見えました。
明らかに進路の妨害をしていることに気付き、様子を歩きながら見ていたら一人の年配の女性が、その男性に突然呼び止められました。
「あ!楽器壊されたので弁償してー」と普通に・・・。
女性は何やら困惑している様子で立ち止まりました。
こんな乗り降りの多い場所で、当たり前のように「当たり屋」家業とは・・・。
これが彼の現在の職業なのかと思うと悲しくなりました。
警察呼んでも相手にされないのに、馬鹿かなとも思ったものの、あのカバンと荷物はもしかして何らかの代償として奪ったものなのかとも後で考えました。
そのまま、流されるように電車に乗り込んでは見たものの、あの年配の女性のことが気掛かりでした。
あんな光景を見たのは久々の出来事で、なんだかこんな状況に悲しくもなりました。
彼の将来はどうなるのだろうか・・・。
もうひとつ気になるのは、改札を通過する時に駅員が荷物の所持規定違反等で彼を呼び止めなかったのだろうか?
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