絵日記

「世の中の役に立つ」ものではなくただ「絵でしかない」ものを描いてみたいな、と。

ペティナイフの鞘(さや)を作った

2022-07-06 13:59:25 | DIY

仕事場で包丁を何本か使っています。

その一本がこのペティナイフ。

だいぶ錆びていますが、良く切れます。新宿の安藤という店の包丁です。もともとは、妻が発泡スチロールを削るために購入したもの。なぜ、発泡スチロールを削る必要があるのか? と言う話は、長くなるので省略(笑)。

細かい仕事に使うことが多いので、切っ先が大事。切っ先を傷めないよう、鞘を作ることにしました。

材料は横浜の東急ハンズで買った桜の薄板。5mmほどの厚さです。平面がきっちり仕上げられているので便利。

包丁の輪郭を書き写し、彫刻刀・鑿などで掘り下げます。

桜材は緻密で硬いけれど、刃物の利きは良いです。

大した作業でもないのに、意外にたくさんの道具が必要ですね。雑然とした作業台の上。これでも私本人にとっては、とても使いやすいのです。

刃の収まる内側がくり抜けたら、糸鋸盤で外側の輪郭を切り抜きます。

もう一枚の板を木工ボンドで張り合わせ4時間ほど圧着したら、その外側を、先に切り抜いた板の輪郭に合わせて切り取ります。

あらら、合わせ目が合っていないし線もガタガタ。

「この段階では、大雑把で大丈夫」と思っていると、線は正直に表れるものですね。ほんとは私、もうちっと、曲線切りはうまい(はず?)なんですが。

まあ、あとは、豆鉋(左)と小刀(右)で仕上げて、出来上がり。