マルチーヌのアパートに戻り、ミッシェルさん夫妻が来るまで、少し休憩する。
マルチーヌも夕食の準備をしてくれていた。
ロワイヨモン修道院やミッシェル夫妻の話をしながら待っていると、ほどなく彼らはやってきた。
ジャンヌクロードは、サラダを作り、ミッシェルさんはかぼちゃのケーキ(甘くないもの)を作って持ってきてくれた。
マルチーヌの家ではいつもアペリティフに、フォアグラが出る。↓
私がフォアグラが苦手なことも知っていると思うのだが、ミッシェルさんは大好物。
しかもこのフォアグラは、マルチーヌの双子の妹の一人がトゥールーズ近郊に住んでいて、
手作りだというので、市販のものとは少し違う。
苦手な私も、一口か二口なら食べられるくらい癖がなく、好きな人にとってはたまらないものなのだと思う。これは、2019年のクリスマスに借りたアパートの奥さんのミシェールさんもお母さんが住むトゥールーズに行ったら農家で作ったものを分けてもらうと言って出してくれて、同じ食感で同じ味だったので、市販のものとはやはり違うのだ。
ミッシェル夫妻はワインを飲まないのだが、シャンパンが大好きで、ミッシェルさんがいつも栓を開けてくれ、みんなで戴くのも恒例。
こういうのもスマートなミッシェルさんがすると、かっこいい!!
実はこの栓抜きは、ほんとはクルミ割だが、このように栓抜きとしても使えるタイプもあるそうだ。
楽しい話はいつも尽きないが、帰る時間になり、下までマルチーヌと一緒に送っていく。
メトロの入り口に入る前まで、ジャンヌクロードは何度も振り返っていたのが、今も心に残っている。
初めて私がミッシェルさん宅に泊まらなかったことは、もしかしたらミッシェルさんが彼女に相談せずのことだったのか、彼女は「また泊まってくれたらいいのよ」と言ってくれた。
おそらくニースとブルターニュへの往復の運転で疲れていたのはミッシェルさんで、それはジャンヌクロードの家族のことを考えても、彼女には言えなかったのだろう。
ジャンヌクロードは、何時ものように泊まってくれることを願ってくれていることがわかり、本当にうれしく思った。
ニースに引っ越し、今春は、ニースでも待っていてくれたのだが、お預けになってしまった。早く彼らの新居訪問がかなうよう願ってやまない。
見送った後、まだ外は明るいので、お腹を空かせるために散歩をして帰った。
近くにはこんな博物館も(国立古文書館)↓
日本ブームがわかるディスプレイ↓
いよいよ明日は、パリ滞在、最後の日である。